上川隆也主演のテレビ朝日系ドラマ「遺留捜査」(木曜午後8時)の第1話が14日に放送され、平均世帯視聴率が9・0%(関東地区、速報値)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。個人視聴率は4・9%だった。

遺留品にこめられた最後のメッセージに耳を傾け、被害者の思いと事件の真相に迫る糸村聡刑事(上川)の活躍を描いた人気シリーズの第7シーズン。テレ朝の看板ドラマ枠「木曜ミステリー」は今作の放送で終了となる。

第1話では…。

災害・気象情報の配信や避難所の運営など防災に特化したベンチャー企業“京都レスキューサービス(KRS)”の社長・吉原弘樹(阿部亮平)が、山間の渓流で遺体となって見つかった。事件の夜は、京都市内で集中豪雨が発生。吉原社長は土砂降りの中、登山客を捜索している最中に何者かに襲われたものと思われた。

臨場した糸村(上川)は、吉原の手首に笛が巻きつけられているのに気づく。それは被災時に救助を呼ぶための“レスキューホイッスル”だったが、糸村は吉原社長がさらに首から古いホイッスルを下げていたことを発見する。なぜ2つも携帯していたのか、疑問を抱く。

吉原社長が捜していた男はいまだ行方をくらましたままで、神崎莉緒(栗山千明)ら“特別捜査対策室”メンバーは彼の犯行を怪しみ、捜査を開始する…。

やがて捜査線上には、KRSの副社長・星野菜美(佐津川愛美)や、避難所に居合わせた大学生・五条慶太(押田岳)も浮上。古びたホイッスルから糸村が導き出した、事件の思いもよらぬ真相とは…。