米女優デミ・ムーア(59)が、仏パリにあるルーブル美術館に愛犬のチワワを同伴して訪れたことで物議を醸している。ムーアは溺愛しているチワワのピラフと一緒にルーブル美術館で名画モナリザを鑑賞する写真などをインスタグラムに投稿し、「セレブの特権」と炎上している。ムーアに抱かれてモナリザを鑑賞する後ろ姿やシャツの中に入ったピラフとミロのヴィーナスの前で撮影した写真などを公開している。

米ニューヨーク・ポスト紙によると、ルーブル美術館では盲導犬、身体的・精神的障害の人々の補助犬を除いて全ての動物の入館は禁じられているという。ムーアがどのような経緯で愛犬の同伴が認められたのかは不明だが、フォロワーからは「どうやって許可されたの?」と説明を求める声も上がっている。また、「有名人は規則は自分たちには関係ないと思っている」「有名人が名声を乱用し、私たち一般の人が連れていけない場所にペットを連れて行ったことは残念」など批判的なコメントが多数寄せられている。ムーアとルーブル美術館の担当者からは、共に現時点でこの件に関してコメントは出されていない。

ムーアのインスタグラムにはこれまでもピラフが度々登場しており、先月15日にはテニスの全仏オープン決勝戦会場でムーアの膝の上に座ってパートナーと一緒にラファエル・ナダルの優勝をスタンドから見守る様子なども投稿している。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)