東山紀之が主演するテレビ朝日系ドラマ「刑事7人 シーズン8」(水曜午後9時)の第3話が3日に放送され、平均世帯視聴率が8・6%(関東地区、速報値)だったことが4日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は4・8%だった。

東山演じる天樹悠刑事を中心に、人間模様とサスペンスのあふれる人気シリーズ。ジャニーズWESTきっての演技派・小瀧望が東大卒の新人エリート刑事・坂下路敏役で初参加している。

第4話は…。

ある撮影所。日本刀を持った俳優巻乃竜也(八神蓮)とボウガンを持った女優濱田梨沙(三津谷葉子)が相対している。やがてシーンは動き、ボウガンが巻乃に向かって発射されるが、何と矢は本物だった。

天樹(東山)と海老沢芳樹(田辺誠一)青山新(塚本高史)が現場に臨場する。胸にボウガンの矢が突き刺さり息絶えた巻乃は、来年ハリウッドデビューが決まっている国民的スターで、すでにマスコミも彼の死を嗅ぎつけているようだ。ボウガンは本物とダミーの2種類が用意されていたが、濱田が本物と気付かずに発射してしまったという。ただの事故なのか、それとも何者かが意図的にすり替えたのか。

青山の説明によると、撮影所内には社員、撮影関係者、俳優、スタッフら335人がおり、事件が起きてからは誰も外へは出ていないという。天樹は「この撮影所の中に犯人が…」と視線を鋭くする。1人ずつ事情聴取を始めるが、誰もが皆、一癖ある怪しい者ばかり…。やがて、巻乃が、手あたり次第に女優に手を出すことで有名で、薬物に関しても黒いウワサがあったことを知る。

一方、この3カ月で4件も発生している不審火に関して聞き込みを行っていた野々村拓海(白洲迅)は、撮影所内でもボヤ騒ぎがあったことを知り、撮影所清掃員の町村尊(大高洋夫)に話を聞いて、連続不審火との関係を探った。

はたして、巻乃の死は「事故」なのか「事件」なのか。天樹らは撮影所という、巨大な密室の謎に挑んだ。