WOWOW「連続ドラマW 鵜頭川村事件」(全6話、8月28日スタート)の完成報告会が2日、都内で行われ、蓮佛美沙子(31)工藤阿須加(31)が出席した。出席予定だった主演の松田龍平(39)と伊武雅刀(73)は体調不良のため欠席した。

櫛木理宇氏の同名小説をスリリングな物語展開や心理描写はそのままに、時代や設定を改編し映像化した、パニック・スリラー。主人公の医師(松田)は行方不明の妻(蓮佛)を探しに、妻の故郷である鵜頭川村を訪れるが、村は集中豪雨による土砂崩れで孤立。不安が渦巻く中、殺人事件が発生し、村人たちは暴徒化していく。

妻とその双子の妹の一人二役を演じた蓮佛は「違った人生をそれぞれ送ってきた2人なので、それぞれをきちんと掘り下げることで役に向き合いました」。青年団のリーダー役を演じた工藤は「自分の正義が相手の悪になることもあるので、自分の正義がぶれてはいけないと思い、感情移入しないように、どう消化していくかを大事しました」と振り返った。

松田と初共演について、蓮佛は「あまりしゃべらない方なのかと思っていましたが、想像の2倍は話していました」とし、作品の見どころとして「松田さんhもの静かな、実直な役が多かったとおもいますが、この作品では感情をあらわにするシーンが多く、新鮮な龍平さんを堪能できると思います」とPR。工藤も「松田さんはすごい怖いイメージでしたが、現場ではいつも気さくに話し掛けてくれました」と話した。