お笑いコンビ、ティモンディの高岸宏行(29)が4日、栃木・小山市内で行われた、7月に投手として加入した野球の独立リーグBC・栃木の公式戦に初参加した。初出場はお預けとなったが、ベンチから積極的に声を出してチームを鼓舞。試合後は「最高の雰囲気でした。自分なりの全力エールで今日も臨みました」とさわやかに振り返った。試合は茨城アストロプラネッツと対戦し、4-10で敗れた。
表情は晴れやかだった。高岸は敗戦にも前を向き、「フレッシュな選手が声を出して、どんなプレーでもいいところを見つけて鼓舞していく。これが次につながるゲームになったことは確実なので。この姿勢が大事かなと僕自身も学べました」と語った。真新しい背番号16のユニホームに袖を通し、控え投手としてベンチ入り。「1人1人のストロングを伸び伸び出してもらえるような雰囲気の作り方を意識した」と攻守交代では積極的にベンチ前に出て「OK!ヨッシャー!」と声を張り上げた。メジャーなどでも活躍したベテランの川崎宗則内野手らとグータッチ。点差の開く苦しい展開の中でも、明るさはピカイチだった。
芸能生活との”二刀流”で、この日は7月25日にチーム練習に合流以来、2度目の活動だった。試合前練習では投球のほか、ノックなども消化。高岸は「体はバッチリ。いつでもいけます」と語ったが、首脳陣からは「リラックスしながら観て」と指示を受け、試合中はランニングシューズに履き替えて観戦。「雰囲気を感じてみた方がいい」と勧められ、試合途中にはブルペン横にも移動し、成瀬善久投手兼投手総合コーチらと試合中の配球などについて会話を交わした。
普段から体を動かしているとはいえ、独立リーグはNPB(日本野球機構)入りを目指す選手らがしのぎを削る舞台。寺内崇幸監督は「今日はなしということでした。彼には成績も出してもらいたいですし、けがが一番怖いですから。いい状態で投げてもらいたい」と起用のタイミングを慎重に見極めていく親心をにじませた。
次は13日に栃木市総合運動公園で行われる神奈川フューチャードリームス戦に帯同予定。この日は通常の平日ナイターの約3倍という389人が足を運んだ。球団が記念グッズとして製作した高岸の写真などがプリントされたTシャツやタオル、ミニのぼりなどもこの日から販売され、球場で対応した関係者は「予想以上に売れています」と明かした。
高岸は次戦以降に向け「自分が投げる、投げないは関係なく、みんなで楽しんで、みんなで元気なプレーをしていきたい」と謙虚に語り「次も会場のみなさん、栃木、日本、世界に勇気を与えるプレーをみんなとしていくことを誓います!」と力を込めた。【松尾幸之介】



