歌手で女優の伊藤蘭(67)が20日、横浜・KT Zepp Yokohamaで「伊藤蘭コンサート・ツアー2022~Touch this moment&surely Candies!」の初日公演を、1200人のファンを集めて行った。

アンコール3曲を含む全23曲を熱唱。昨年発売のアルバム「Beside you」の楽曲をはじめ、10曲が「哀愁のシンフォニー」「年下の男の子」「やさしい悪魔」などキャンディーズナンバーという構成で大きな拍手を浴びた。アンコールでは新曲「美しき日々」も披露した。

黒のひざ丈のワンピースに黒のジャケットで登場した伊藤は「私にとって初めてのライブハウスツアー。この日を待ちわびていました。このステージに立てたことが、どんなに幸せなことか、あらためてこの胸に染みています」と話した。

前半10曲を終えた後は、シルバーのワンピースに黒のブーツに衣装チェンジ。伊藤蘭から“キャンディースのランちゃん”に戻って「その気にさせないで」「哀愁のシンフォニー」「悲しいためいき」を歌って、会場も1978年(昭53)4月4日の東京・後楽園球場の「キャンディーズ解散コンサート」にタイムトリップしたかのように大盛り上がりとなった。

伊藤は「愛すべきキャンディーズの歌で、後半も盛り上がって行きましょう~」と呼びかけて「夏が来た!」「ハート泥棒」「ハートのエースが出てこない」を当時の振り付けのまま熱唱。「『ハート泥棒』は、当時も女性に好きという人が多かった。マダムになった、当時の女の子いかがでしょうか? 当時、ピンクの法被の『チアガールズ』という女の子の応援団が、男子に交じって頑張ってくれててうれしかったのを思い出します」と振り返った。

年内引退を宣言したシンガー・ソングライター吉田拓郎(76)が作曲した、77年のヒット曲「やさしい悪魔」を歌う前に「吉田拓郎さんという個性的で存在感のある方に曲を提供していただいて、キャンディーズも幅が広がったと思います。敬意と感謝を込めて歌います」と話した。

そして「年下の男の子」「暑中お見舞い申し上げます」を歌って「この時間は1人じゃないんだと確認できる最高の瞬間です。ミキさんとスーさん、2人の存在を感じながら皆さんと時間を共有できるのは幸せです。本当にありがとうございます」とあいさつ。最後に「春一番」を元気に歌い上げた。

アンコールでは紫色のワンピースに衣装替えして登場。「この日のために新しい曲を用意してきました。いくつになっても、今日より明日と、自分を好きになっていかなくてはという気持ちを込めました」と新曲「美しき日々」を熱唱した。

全国7都市で公演。11月19日には東京・TOKYO DOME CITY HALLでの追加公演も決定した。