デビュー30周年を迎えた演歌歌手市川由紀乃(46)が21日、都内で新曲「石狩ルーラン十六番地」お披露目配信イベント「ソノサキノテマエノユキノ」を行った。

93年のこの日、「おんなの祭り」でデビュー。記念日にケーキで祝福されると「30」のポーズも見せて「今、歌わせていただけていることが奇跡で、幸せなことです」と笑顔を見せた。

30年を振り返ると「あっという間でした」。それでもターニングポイントはたくさんあったという。「1つは(02年に)一度この仕事を辞めて、未練もありましたし、それを断ち切って人生をやり直そうと決めた時。30歳でまた復帰できた時に、おかえりなさいと迎えてくださったスタッフさんやファンの皆さんがいたことです。もう1つは、幸耕平先生に出会ったことです」と挙げた。

24日発売の新曲「石狩ルーラン十六番地」も、幸氏が作曲。「北海道出身の画家三岸好太郎さん夫婦をモチーフにした吉田旺先生の詞に、幸先生にすてきなメロディーをつけていただきました。歌の間にせりふがあったり、メロディーにのっていないところで感情を込めるのは初めてで、いただいた時はゾクゾクとしました。愛する人に先立たれた悲しみはどなたにもあると思います。悲しいけど、強く生きていく部分を伝えていきたいです」。

最近では、エルヴィス・プレスリーの半生を描いた映画「エルヴィス」を鑑賞したといい「心揺さぶられました。スーパースターの光と影がありながら、計り知れない努力や、栄光はずっと残っていくんだなと。チームワークも感じました」と刺激を受けたといい「1つだけ共通点があって、誕生日が一緒なんです! ハワイのエルヴィス像でリーゼントにして写真撮ったことあるんですけど、また撮りたいです!」。

今後に向けて「常に穏やかな気持ちでいる人でありたいです。歌わせていただけている幸せが1日でも長く続けられることが目標。歌えるという人生を、最後の最後まで送っていきたいです」と意気込んだ。来月7日には、この日の会場の目の前にある東京・LINE CUBE SHIBUYAで30周年記念リサイタル「ソノサキノユキノ」も予定しており「これまでの集大成を見てくださいというより、その先の市川由紀乃も支えてくださいというリサイタルにしたい。これから歌っていきたい、表現したいという作品を選ばせてもらってます。感謝の思いを表現したい」と30周年の”その先”を見据えていた。