シンガー・ソングライター吉田拓郎(76)が「最後のテレビ出演」となった先月21日放送のフジテレビ系「LOVE LOVEあいしてる 最終回・吉田拓郎卒業SP」が、22日に放送批評懇談会から発表されたギャラクシー賞の7月度月間賞に選ばれた。

選出理由として「過去のVTRなどに懐かしさを感じる一方、番組全体に古びない普遍的な魅力があった」と評価。「Kinki Kids、吉田拓郎、篠原ともえのコンビネーションが抜群で、特に篠原ともえが大人になり、トークに円熟味が増した」とした。

また、「ゲストを交えた生演奏のパフォーマンスが貴重かつ素晴らしく、音楽バラエティーの本質的魅力が凝縮」と木村拓哉らも参加した演奏を評した。

拓郎は先月29日発売のアルバムをもって「52年のアーティスト活動にピリオドを打つ」ことを表明。関係者によると、年内いっぱいのラジオ以外、ライブをはじめ、メディア出演の予定はなく、一線を退く意向を示している。

他に、「NHKスペシャル『鯨獲りの海』」(7月3日)、「アメトーーク!『ダチョウ倶楽部を考えようSP』」(テレビ朝日系、7月19日放送)、「報道1930『激震・旧統一教会と日本政治 問われる政治との距離感は』」(BS-TBS、7月22日放送)が選ばれた。