南野陽子が主演した1987年(昭62)の映画「はいからさんが通る」(佐藤雅道監督)や「スケバン刑事」(田中秀夫監督)などの企画で知られる、元東映の企画プロデューサー植田泰治(うえだ・たいじ)さんが29日午前5時、心不全のため川崎市内の病院で亡くなった。86歳だった。東映が31日、発表した。通夜は9月2日午後7時から、葬儀は同3日から都内で営まれる。喪主は長男の植田リョウさん。

植田さんは1935年(昭10)9月28日、東京都渋谷区生まれ。60年に東映に入社し、助監督を経て東映東京撮影所でテレビ・映画の企画・プロデューサーを務めた。主な担当作品は84年の美保純の主演映画「高原に列車が走った」(佐伯孚治監督)、90年の南野の主演映画「白い手」(神山征二郎監督)など。