NHKは7日、10日午前9時15分から放送を予定していたプロレスラー、アントニオ猪木さんの追悼番組「燃える闘魂 ラストスタンド~アントニオ猪木・最期の日々~」の放送を延期することを発表した。同局は「編成上の理由で放送が延期となりました」とし、新たな放送日は決まり次第告知するとしている。

同番組を放送することは今月3日に発表されていた。1日に79歳で亡くなった猪木さんが生前「死ぬとわかっていても、どう生きてどう行動するかが重要だ」と語っていた言葉とともに、難病と闘い続けた晩年を特集する内容。「入院とリハビリを繰り返す猪木さんから密着取材が許され、その闘病の姿を2年にわたって追った。時に自らを強く叱咤し、時にこれまで見せたことのない弱音を吐く。“スーパースター・アントニオ猪木”と“人間・猪木寛至”がせめぎ合う。プロレスを愛し、妻を愛し、自らを信じて立ち向かい続けた、燃える闘魂の最期の日々を見つめる」と告知していた。

同局は5日に、桑子真帆キャスターが進行役を務める報道番組「クローズアップ現代」(クロ現、月~水曜午後7時30分)で、「闘魂よ、いつまでも アントニオ猪木」と題した特集をすでに放送している。