女優宮﨑あおい(36)が25日、都内で、東京国際映画祭「Nippon Cinema Now」青山真治監督特集、映画「EUREKA(ユリイカ)」(01年公開)トークショーに登壇し、3月に頸部(けいぶ)食道がんのため亡くなった映画監督の青山真治さんとの思い出を話した。
出演当時、13歳、14歳だったという宮崎は「オーディションはただ一点を見つめて、どれだけ目が澄んでいるかというものだったので、あまり覚えていないので…脚本もあまり覚えていないのですが」と話した。
同作は第53回カンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞とエキュメニック賞をダブル受賞。ほか、数多くの映画賞を受賞した。カンヌには宮崎も足を運び「まだ小さかったので、みんなで海外に行ける! という感覚でした」といい「私と兄はアパートメントに泊まって、海に歩いて浜辺で遊んだりした記憶があります。みんなはセレブの方たちが泊まるホテルに泊まっていたので、いつかこのリッチなホテルに泊まりたいと思って、帰ってきた記憶です」と笑顔を見せた。
さらに同作は30回目の同映画祭でも上映。当時の思い出を聞かれると、今年亡くなった青山さんを思い「まだ見るにはもう少しかかりそうです」と涙をにじませる場面もあった。
この日は青山さんの作品に数多く出演した、俳優斉藤陽一郎(51)も出席。斎藤も「ユリイカにとても引っ掛かるセリフがあって、それが青山さんからのメッセージのように受け取りました。"海"は映画に置き換えられる気がして『お前の目を通して、映画を見せてくれ』と言われるようで。僕も映画を見続けようと。あちらの世界とつながる仕組みになっている気がします」と語った。



