NHKは20日、嵐の松本潤(39)が主演する23年大河ドラマ「どうする家康」(1月8日スタート、日曜午後8時)の追加出演者発表を番組公式ツイッターで行い、乃木坂46の久保史緒里(21)が織田信長の娘・五徳を演じると明らかにした。

五徳は幼くして家康の嫡男・信康のもとに嫁いだ、信長の娘で信長や市に似て気品にあふれ、気が強いが、心根は優しい女性。徳川家で幸せに暮らしていたが、信長からの密命で数奇な運命に巻き込まれる。

久保は五徳について「初めての大河への出演が決まり、既に緊張しているのも事実ですが、非常にうれしいです」とした上で「信長の娘でありながら、徳川家に嫁いだ五徳の心の動きや揺らぎは、誰も知り得ない非常に興味深い部分でした。父親の存在の大きさは計り知れないなと、彼女を見ていると思います。台本では、彼女の気の強さがうかがえる場面もありますが、その中にかならず存在する優しさを逃さずに伝えられるよう、精いっぱい務めさせていただきます」と意気込んでいる。

大河ドラマ初出演になるが「何もかもが初めてなので、全てが新鮮に楽しみです。特に、大河ならではの緊張感を存分に浴びたいと思っています。何よりも、家族が出来ることがうれしいです。戦国時代、だんらんとした時間は決して長いわけではありませんが、だからこそ、家族と過ごす時間の温かみがより熱を帯びている気がします。そんな貴重な温かい時間を大切に、楽しみたいです」とコメントしている。

乃木坂46ではメンバー10人が15年の大河「花燃ゆ」に出演したことはあったが、レギュラー出演は初めてとなる。

久保は16年9月加入の3期生。選抜常連の人気メンバーの1人で、今年2月からはニッポン放送「乃木坂46のオールナイトニッポン」(水曜深夜1時)のメインパーソナリティーを務めている。昨年6月上演の舞台「夜は短し歩けよ乙女」でヒロイン役、今年9月上演の舞台「桜文」で主演。今年11月には初主演映画「左様なら今晩は」が公開されるなど、着実に女優としての経験も積んでいる。

「どうする-」は嵐の松本潤(39)主演でナイーブな少年だった徳川家康が、さまざまなピンチに立ち向かいながら、家臣団とともに天下統一を目指す物語。脚本は「コンフィデンスマンJP」シリーズなどで知られる古沢良太氏が担当する。初回は15分拡大で放送される。