第47回報知映画賞表彰式が22日、都内で行われ、有村架純(29)が「前科者」(岸善幸監督)で主演女優賞を受賞した。
有村は「このたびは、賞を頂きましてありがとうございます。作品に関しましては、たくさん伝えたい思いがあります。何から伝えて良いか迷う」と語った。その上で「学びがあるから自分自身、作品に携わり続けたいと思うし、演じることを諦めたくないなと思います」と力を込めた。
「前科者」は「ビッグコミックオリジナル」(小学館)で連載中の香川まさひと氏原作、月島冬二氏作画の漫画「前科者」の実写化作品で、罪を犯した前科者の更生、社会復帰を目指し、向き合い奮闘する保護司の姿を描いた。有村は主人公の保護司・阿川佳代を演じ、WOWOWオリジナルドラマ「-新米保護司・阿川佳代-」として21年11月に放送され、映画は今年1月に公開された。映画では、森田剛(43)演じる、職場で苛烈ないじめをしてきた先輩を刺殺した前科を持つ、阿川の保護観察対象者の工藤誠と向き合う役どころだった。
有村は「若き保護司と元受刑者の再生の物語。ただの熱血教師ではなく常に存在価値を探し、対等に存在価値を探す。不器用で、自分の思いをどう伝えるか、私も演じていて悩んでいた。森田さん演じる工藤という男性…誰かのために走って、怒って、泣いて…魂が震える思いで毎日、現場にいました」と森田との共演で感じた思いを語った。その上で「誰かと対峙(たいじ)する難しさも演じていて学びましたし、作品、役を通して経験し、学びながら現場にいるんだなと感じました」と続けた。
有村は森田、岸監督だけでなく、ドラマ版での共演がメインとなった石橋静河らにも感謝した。その上で「作品のために、何が出来るか…微力ながら作品を通して、何か1つでも残したいという思いが自分の中にありまして。1つの役、作品に向き合って映画界を盛り上げられる1人になれればいいなと思っています」と今後の抱負を語った。



