俳優菜々緒(34)主演のフジテレビ系連続ドラマ「忍者に結婚は難しい」(木曜午後10時、初回15分拡大)の第1話が5日に放送され、平均世帯視聴率が7・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが6日、分かった。平均個人視聴率は4・3%だった。

主演の菜々緒が演じる草刈蛍は「超実力主義」の甲賀忍者。一方、劇団EXILEの俳優鈴木伸之(30)が演じる夫の草刈悟郎は「超保守主義」の伊賀忍者。現在でも敵対し、ライバル忍者の末裔(まつえい)でもある2人が、お互いの正体を知らず結婚。しかし、ラブラブだったのは最初だけ。お互いの正体がバレないように秘密を抱えながら送る生活の中で起こる夫婦バトル、隠密行動に暗殺事件!2人は家庭を取るか、一族の伝統を貫くのか。究極の選択はやがて、日本を揺るがす事件に発展する。同作は「ルパンの娘」シリーズなどでユーモアミステリーの旗手として知られる横関大の最新作「忍者に結婚は難しい」(講談社)が原作の忍者ラブコメディードラマ。

▼第1話のあらすじ ごく普通の薬局で薬剤師をしている草刈蛍と、世田谷中央郵便局の局員・悟郎は結婚して2年半になる夫婦。だが、ラブラブだったのは新婚当初だけで、生活習慣や価値観の違いから毎日のように言い争うようになり、すでに離婚の危機に直面。実は蛍と悟郎は、お互いに決して誰にも言えない“裏の顔”があった。

蛍は甲賀忍者、悟郎は伊賀忍者という、日本の歴史の裏側で敵対を続けてきたとされるライバル忍者の末裔(まつえい)同士。甲賀一族である蛍は、競馬の人気ジョッキーで姉の月乃楓(ともさかりえ)、薬学部に通う大学生で、ライブ配信動画で稼ぐインフルエンサーでもある妹の雀(山本舞香)の3姉妹。父親の竜兵(古田新太)は、妻の死後、忍者としての仕事を蛍に任せ、中野にあるアパートでひとり暮らしをしながら飲んだくれていた。

一方、伊賀一族の悟郎には、幼なじみで郵便局の同僚でもある名門家系出身の“上忍<忍者階級の最高峰>”の音無祐樹(勝地涼)、外資系保険会社で働く幼なじみで超エリート“上忍”の風富小夜(吉谷彩子)、祐樹の妻・恵美(筧美和子)らの仲間がいる。

彼らを率いるのは、小夜の祖父で伊賀一族の最高権力者・風富城水(市村正親)だ。そんな折、蛍は、与党民事党の国会議員・赤巻章介のスキャンダルをつかめという指令を受ける。一方、周辺の怪しい動きを察知した赤巻サイドは、秘密裏に伊賀一族に身辺警護を依頼していた。