アニメ映画「ONE PIECE FILM RED」(谷口悟朗監督)が、22年8月6日の公開から157日間で興行収入(興収)190億円、動員1379万人を突破した。配給の東映が10日、発表した。

現在、全国385スクリーンで公開中だが、興収190億5639万8170円、動員1379万2712人を記録。2022年の興収ナンバーワン作品となった。あわせて、今月29日での終映も発表した。

「ONE PIECE FILM RED」は、22年8月6日に全国495スクリーンで公開。同日だけで12億3209万5230円、動員86万9407人、翌7日は興収10億2214万1800円を記録し、2日間で興収22億5423万7030円、動員157万9552人を記録。配給の東映の歴代オープニング週末土日2日間興収、動員において、最高のスタートを切った。

同8月13日に都内で行われた公開記念舞台あいさつでは、同日に興収50億円を突破したと報告。さらに16日には、興収70億6000万円、動員505万人を記録したと発表。公開から10日間でシリーズ最高興収68億7000万円を記録した、12年「-Z」を超えた。同18日に都内で行われたイベントで、興行収入80億円、動員570万人動員突破を発表。同22日には興収92億円、動員665万人を突破したと発表していた。

22年8月25日には興収100億円、動員720万人を突破。00年からスタートし、15作を数える「ONE PIECE」の映画として初の大台突破となった。配給の東映では、東宝との共同配給だった21年の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が興収102億8000万円を記録しているが、東映の単独配給作品としては、92億円を記録した1990年(平2)の「天と地」を抜き、同社初の興収100億超えを達成。6日の公開から20日目での興収100億円突破も、今年の公開作品では最速だった。

さらに、22年9月1日に都内で行われた大ヒット御礼舞台あいさつで、興収120億1514万3970円、動員861万8377人を記録したと発表。米俳優トム・クルーズ(60)の主演映画「トップガン マーヴェリック」(ジョセフ・コシンスキー監督)が記録した興収118億円を抜き、今年の日本国内の興収でトップに立った。同21日には興収150億円を突破を発表。公開7週目となる同17、18日にも、7週連続週末興行ランキング1位に立ち、興収150億600万6950円、動員1076万4822人(全国500スクリーン)を記録していた。

22年大みそかのNHK紅白歌合戦では、世界中が熱狂するヒロインの歌姫ウタ(演技パート名塚佳織、歌唱はAdo)が後半トップを飾り、主題歌「新時代」を紅白スペシャルパフォーマンスで披露。白組司会者・大泉洋へのサプライズ演出や豪華アーティストたちともコラボし、原作者・尾田栄一郎氏の描きおろしイラストがお披露目され、話題となった。

興収190億円突破を記念して、尾田氏の記念ビジュアルも公開。麦わらの一味の船長ルフィの両翼ゾロとサンジが描かれた。