NHKは20日、2023年度の前期連続テレビ小説、第108作の「らんまん」(4月3日スタート、全130回)の新たな出演メンバーを発表した。同作は108作目の朝ドラで、土佐生まれの植物学者の牧野富太郎をモデルにした物語。神木隆之介が主演し、浜辺美波(妻の槙野寿恵子)がヒロインを演じる。

この日は、神木隆之介が演じる主人公・槙野万太郎が高知から上京してめぐり会い、新たな刺激をうける人たち、「東京編」の出演者が決まった。

寿恵子の母で元柳橋の有名芸者、今は根津で和菓子屋「白梅堂」を営む西村まつ(にしむら・まつ)役には牧瀬里穂(51)。また、寿恵子の叔母、まつの妹で新橋の料理屋のおかみ笠崎みえ(かさざき・みえ)役には宮澤エマ(34)が決まった。

ほかにも、白梅堂の無骨な菓子職人で女主人・まつのもと「白梅堂」で働いている阿部文太(あべ・ぶんた)役に池内万作(50)。元彰義隊で上野戦争の生き残りで昼間から酒と賭け事におぼれ自堕落な生活をしている倉木隼人(くらき・はやと)役に大東駿介(36)。倉木の妻倉木えい(くらき・えい)役は朝ドラ初出演となる成海璃子(30)。十徳長屋の住人、及川福治(おいかわ・ふくじ)役に池田鉄洋(52)、十徳長屋の差配人、江口りん(えぐち・りん)役に安藤玉恵(46)、十徳長屋の住人で小料理屋の女中、宇佐美ゆう(うさみ・ゆう)役に山谷花純(26)、名教館時代の万太郎の学友、広瀬佑一郎(ひろせ・ゆういちろう)役に中村蒼(31)、主人公万太郎が憧れる植物学者の1人、野田基善(のだ・もとよし)役に田辺誠一(53)が初出演、同じく万太郎が憧れる植物学者の1人、里中芳生(さとなか・よしお)役にいとうせいこう(61)の初出演が決まった。

制作統括を務める松川博敬氏は「『らんまん』は草花をひたむきに愛した植物学者・槙野万太郎の物語です。そんな彼の人生を彩ったのはたくさんの人々との鮮やかな出会いの数々でした。本日発表させていただいた「東京編」キャストの皆さんは、夢と希望で胸をいっぱいにふくらませた万太郎くんが、新たなステージである東京・根津の界わいで出会う個性豊かな面々です。春らんまんの花の都・東京を舞台に、花のように魅力的な登場人物たちとの出会いがたくさん咲き誇ります。連続テレビ小説『らんまん』にぜひご期待ください!」とコメントした。