俳優山本耕史(46)が20日、大阪市内で出演舞台「太平洋序曲」(3月8~29日=東京・日生劇場、4月8~16日=大阪・梅田芸術劇場メインホール)の取材会に出席した。

本作は、海外の視点で日本の江戸時代末期を描く。梅田芸術劇場と、英・メニエールチョコレートファクトリー劇場との共同制作ミュージカル。黒船来航で動乱する当時の日本を描き、山本は狂言回しの役を担う。

劇中歌を初めて聞いたときは「何が何だか…。かなり頭を使わなきゃ歌いこなせないな」と頭を抱えたというが、練習しようと自宅で口ずさんでいると、子どもが覚えて歌うようになっていたといい「すごい難しいのに。インパクトあるんだなと痛感させられた」と話した。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」など時代劇を多く経験してきた山本にとっては「ファンタジー」と感じる部分もあるが、「向こうの方(英国)が知らないことも盛り込めたら面白い」と、新しい「太平洋序曲」にも意欲を示しつつ「エンターテインメントとして素晴らしい作品になると思う。これを見て、鎖国した心を開国してください」と話した。