坂本昌行(51)長野博(50)井ノ原快彦(46)のユニット、20th Century(トニセン)が2日、中野サンプラザで、14年ぶりとなる全国ツアーの東京公演を開催した。V6解散を経て「アラフィフ」となった3人が、歌やダンスに躍動。若いジャニーズJr.からもエネルギーをもらいつつ、ファンを魅了した。

3人は公演前に取材に応じ、ユニットへの思いをあらためて明かした。V6で年長組の3人で結成され、97年9月にアルバム「ROAD」でCDデビュー。21年11月のV6解散時、年少組3人の「Coming Century(カミセン)」は活動終了したが、トニセンは存続した。

坂本は当時を振り返り「(V6が)解散っていう形になって、じゃあトニセンをどうしようかっていう話し合いは、実はちゃんとはしていないんです」と告白。「解散発表の時、カミセンは終了で、トニセンは続けますっていう活字を見て、初めて『あ、僕ら活動するんだ』ってちゃんと知ったんです」と明かした。その上で「しっかりとどうするって話はしていないんですけど、やらない理由が誰1人なくて。あうんの呼吸というか。『まあやるだろうな』ってみんなが思っていた」と説明した。

井ノ原は「坂本くんも長野くんもミュージカルやっていたりするから、歌っていたりするんですけど、僕は歌う機会がないから。だから、(V6解散当時)歌は歌いたいなっていうのは言ってました」と回想。「でも1人で歌をやるイメージが全く湧かなくて。やっぱ、やるならトニセンでやったほうが、いつまでも少年のままのような活動ができるなって思ったので」と話し、「三宅(健)も歌やったりとかしてるし、岡田(准一)も森田(剛)も歌やったらいいのに、って思うし。あらためて、歌っていいなって思いながら今もやってます」と答えた。

長野も存続の経緯について「特に構えていなくて、自然な流れですね」と述懐。「今回は14年ぶりのツアーができましたし、あらためて、知らない人もいるかもしれないという意味も込めて、『僕たち 20th Centuryです!』ってタイトルにさせてもらいました」と説明した。

◆トニセンの活動 V6で年長組の3人で結成され、97年9月にアルバム「ROAD」でCDデビュー。ツアーや舞台、ディナーショーなどを行った。21年11月のV6解散時、年少組3人の「Coming Century(カミセン)」は活動終了したが、トニセンは存続。坂本は「当時トニセンをどうしようかっていう明確な話し合いはしていなかった。やらない(続けない)理由がなかったから」と告白。長野も「特に構えていなくて、自然な流れですね」と明かした。井ノ原は「歌は歌いたいな、っていうのは言ってました。1人でやるイメージが全くつかなくて、やるならやっぱりトニセンだなと思っていました」と振り返った。カミセンの三宅健(43)が客席から見守った。