俳優竜星涼(29)が主演するフジテレビ系連続ドラマ「スタンドUPスタート」(水曜午後10時)の第10話が22日に放送され、平均世帯視聴率が2・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが23日、分かった。第1話から4・1%、3・8%、3・7%、3・2%、3・4%、3・3%、2・5%、3・0%、2・9%だった。

平均個人視聴率は1・4%。第1話から2・3%、2・1%、2・1%、1・9%、1・9%、1・8%、1・3%、1・7%、1・6%だった。

同局系連ドラ初主演の竜星は、投資会社「サンシャインファンド」の社長・三星大陽を演じる。自称“人間投資家”として、仕事での失敗や挫折をしてしまった人、将来の夢を諦めてしまった人、過去の栄光にすがる中年や前科者、就業経験のない主婦など、さまざまな事情を抱えた“訳アリ人材”へ投資する主人公を描くビジネスストーリー。

原作は「ドロ刑」の福田秀が描く「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で現在も連載中の同名大人気コミック。竜星をはじめ小泉孝太郎、THE RAMPAGE吉野北人、小手伸也、乃木坂46山下美月、水沢林太郎、雨宮天、塚地武雅、安達祐実、戸次重幸、鈴木浩介、高橋克実、反町隆史らが出演する。

第10話で大陽は、小野田虎魂(吉野)、林田利光(小手)、音野奈緒(安達)とともに、立山隼人(水沢)が操作するドローンが映し出す映像を見ていた。隼人は、この技術を使って、新たなビジネスを展開したいらしい。そこに、大陽の専属秘書・M(雨宮)から緊急の連絡が入る。三ツ星重工で長年にわたり検査不正が行われていたという記事が出たのだ。

同じころ、三ツ星重工では臨時役員会議が開かれていた。そこで、社長である三星大海(小泉)の責任問題に言及したのは叔父である副社長の義知(反町)だった。また、株主からも大海の責任を問う声が出ていた。会議の後、社長室長の高島瑞貴(戸次)は、大海に慎重な対応を求めた。

しかし大海は、これまで山口浩二(高橋)や加賀谷剛(鈴木)の“山谷コンビ”など、優秀な人材をルールにのっとって処分してきた、と返す。高島は、一連の不祥事が義知による陰謀だと分かっていながら屈するのかと問いかける。

一方、大陽への復しゅう心から義知の下で暗躍してきた八神圭吾(柳俊太郎)は、東京英明大学の大学生・三上珠緒(田鍋梨々花)と准教授の河野幸(星野真里)が進めている研究に協力するそぶりを見せ続けていた。人を切るのに重要なことはタイミングだ、という義知に対し八神は、大陽のすべてを奪うためにもう少し時間がほしい、と答える。