フジテレビ永島優美アナウンサー(31)が31日、同局系朝の情報番組「めざまし8」(月~金曜午前8時)に生出演し、番組卒業を迎えた。

番組中盤にはMC谷原章介(50)との“最初で最後の2人旅”で静岡・日本平へ行った様子をVTRで放映した。21年3月末の番組開始当初はコロナ禍真っただ中で、MC2人でのロケは、結局行われずじまいだったという。永島アナはVTR内で「私、静岡に1年半ぐらい住んだことあって。3歳とか4歳の頃なんですけど」と打ち明けた。父の永島昭浩氏(58)は、Jリーグの清水エスパルスでプレーしていた。

2人はノリノリで旅行をスタートも、静岡の天気はあいにくの雨。「そば百名店2021」で日本一を獲得した島田市のお店にそばを食べにいった。初の2人での食事だったが、お互いが大好きなそばに熱中してしまって無言に。結局谷原は「ざる2、手挽き1、天ぷらそば1」の計4品、永島アナは「ざる1、手挽き2、天ぷらそば1」の計4品を平らげた。谷原は思わず「倦怠(けんたい)期のカップルみたい」と言って笑いを誘った。

その後はとれたてのイチゴを堪能。イチゴパフェも食べた。そこからは熱海に移動し、谷原の運転でドライブ。霧に囲まれ幻想的な雰囲気に。「THE GLAMPING箱根十国峠」に到着し、BBQを楽しんだ。ワインで乾杯。谷原は「鯛」をプレゼントとし、早速調理。その間、サプライズで「めざまし8」メンバーの田中良幸リポーターと、気象予報士の天達武史がサプライズで参加。すると永島アナはみるみる涙目に。「え~うれしい」と感激した。

最後には、たき火を前に2人で本音トークを展開。永島アナは涙ながらに語った。「いろいろ悩むことも多かった2年だった。『めざましテレビ』を何年かやって。新人のときぐらいに、この番組で力になれてるのか、私が邪魔になってないかな。谷原さんが『何も気にしなくていいから』って言ってくれて」。谷原からはまたもサプライズで両親からの手紙をプレゼントされた。谷原から代読され、また永島アナはさめざめと泣いた。

母の手紙は「優美へ。いよいよ、この日がやってきますね。めざまし8卒業の日。視聴者の皆さまにもどれだけ励まされたことでしょう。小さい頃は人見知りで引っ込み思案。嫌々ながら習わせたダンスも今や身を助け、まさかまさか皆さまの前で優美らしくお仕事させてもらえるなんて。人生って感慨深いものです。いつも暗いうちに起きる生活もまもなく一区切りですね。遠く離れていると毎朝姿が見られなくなるのは、やはり寂しくて涙してしまいます。9年間本当によく頑張った。本当に本当にお疲れさまでした。最後まで、いつもそのままの優美で大丈夫。いつだって大丈夫。母より」。

父昭浩氏の手紙は「優美へ 長きにわたり朝の情報番組でのお仕事、本当にお疲れさまでした。番組で忘れられないのはワールドカップでの優美との親子共演。優美が睡眠ままならない中、余計な心配と負担かけてしまったなぁ。谷原さんをはじめ、番組のすべての方々に感謝だね。やっぱり2026年ワールドカップにまた、一緒にお仕事できたらなぁ。そのときまでにカミカミを克服し、ハラハラの不安を与えない父になれるようチャレンジしようかな。その日を夢見て…父より」

谷原からは「すごく頼りになった。寂しいです。すごく寂しい。同時に一ファンとして、永島優美さんがどういうフィールドで、どういう活躍をして、どんな人に出会っていくのか。すごく楽しみにしています」と声をかけられた。

4月3日から月~木曜のMCは小室瑛莉子アナ(24)、同7日からの金曜MCはタレントでモデルのトラウデン直美(23)と岸本理沙アナ(23)が務める。