俳優木村拓哉(50)が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ「風間公親-教場0-」(月曜午後9時)の第6話が15日に放送され、平均世帯視聴率が8・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが16日、分かった。第1話から12・1%、10・7%、9・8%、9・6%、9・1%だった。平均個人視聴率は4・9%。第1話から7・2%、6・6%、5・7%、5・8%、5・4%だった。

木村の同局看板枠「月9」での主演は、14年「HERO 第2シーズン」以来9年ぶりで、歴代最多を更新する11度目の登場。今作はフジテレビ開局65周年特別企画となる。

木村は、長岡弘樹氏の「教場」シリーズをドラマ化した新春スペシャルの20年「教場」、21年「教場2」で、冷徹“最恐”の教官・風間公親役を熱演。今作は風間が教官として警察学校に赴任する以前、「刑事指導官」として新人刑事の教育していた時代の「教場0 刑事指導官・風間公親」「教場X 刑事指導官・風間公親」を舞台に描く。「教場」ではなく「風間道場」という新たな舞台で、風間がなぜここまで冷酷無比な人格となったのか、その謎が明らかとなる。バディ役の刑事として、赤楚衛二、新垣結衣、北村匠海、白石麻衣、染谷将太が出演する。

第6話では、熊之背山の登山口近くで、頭部と両手首が切断された変死体が発見された。犬の散歩をしていた近隣の住民が、犬がほえたために地面を掘り起こした際に発見したもので、死亡推定時刻は4日前の夜。切断された頭部と手首はまだ発見されていなかった。

現場に向かった県警本部捜査一課の刑事指導官・風間は、バディを組む新人刑事の遠野章宏(北村匠海)に死体の絵を描くよう指示する。そこで遠野は、右肩が左よりも下がっていることに気づくが、その理由までは分からなかった。風間はそんな遠野に「科捜研がDNA型を調べて行方不明者との照合を終えるまでに犯人を仕留めろ」と命じる。

風間の指導官室で事務員をしている伊上幸葉(堀田真由)が現場近くに住んでいることを知った遠野は、彼女にも協力を求め、現場に集まっていたやじ馬の写真の中から、近隣住民とハイキング客を除外する。遠野は、そこで得られたデータから、ギャラリーを経営している画家の向坂善紀(筒井道隆)という男に注目した。向坂は2年前に妻と離婚しており、妻の再婚相手である歯科医の苅部達郎(浜田信也)が3日前から行方不明になっていた。