俳優木村拓哉(50)が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ「風間公親-教場0-」(月曜午後9時)の第9話が5日に放送された。

木村演じる風間公親とバディを組む新人刑事役は赤楚衛二、新垣結衣、北村匠海、白石麻衣に続き、第9話から染谷将太が登場した。

染谷が演じる中込兼児は新人刑事。所轄署の強行犯係で刑事をしていたのだが、被疑者への暴力や素行の悪さが原因で「風間道場」への異動を命じられる。常にイライラしていて、捜査現場でたばこを吸うなど態度が悪い。風間の質問にも生意気な態度や返事、さらには舌打ちまでする始末。自宅では妻と母との3人暮らしで、若年性認知症の母を妻と2人で介護する。母の介護に疲弊しきっている中込は、そのストレスのせいか仕事中も常にイライラしている。やがて風間に家庭で抱えている問題、所轄署時代に行ってきた問題行動について調べ上げられるが、中込の抱えていた間はそれだけではなかった。

染谷は一筋縄じゃいかない中込を熱演している。ツイッターでは染谷の力の入った演技に称賛が集まった。「これでもかという中込という人間臭さに引きつけられました 信長コンビ 見応えありました!」「染谷さんさすがです!存在感が半端ない! 介護問題それにまさか子供の頃誘拐されていたとはまだまだ心に深い闇がありそうですね」「ストレスやトラウマを抱えて周りに当たり散らし、暴力も振るう最悪な男なのに染谷将太さんやると何故かそこまで不快じゃない。なにかおびえてる子供みたい。でも刑事ものが好きで、捜査には真っすぐ向かっていくのもいいね。どう変化するのか楽しみ」「本作であんなに相手へ感情をぶつけてくる風間を見たのは初めて。でも、中込が去った後の鏡に向き合う表情が何だか切ない…。それにしても、ラストにいろいろ情報が流れてきてキャパオーバー。中込に隠された過去。遠野の容体。聖子は…?」「」などと書き込まれていた。

木村は、長岡弘樹氏の「教場」シリーズをドラマ化した新春スペシャルの20年「教場」、21年「教場2」で、冷徹“最恐”の教官・風間公親役を熱演。今作は風間が教官として警察学校に赴任する以前、「刑事指導官」として新人刑事の教育していた時代の「教場0 刑事指導官・風間公親」「教場X 刑事指導官・風間公親」を舞台に描く。「教場」ではなく「風間道場」という新たな舞台で、風間がなぜここまで冷酷無比な人格となったのか、その謎が明らかとなる。バディ役の刑事として、赤楚衛二、新垣結衣、北村匠海、白石麻衣、染谷将太が出演する。