桐谷健太が主演するテレビ朝日系ドラマ「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」(木曜午後9時)の最終話が8日に放送され、平均世帯視聴率が8・5%(関東地区)だったことが9日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は4・7%だった。

前週の世帯は7・6%、個人は4・2%。

「出世」「結婚」「手柄」など人間味たっぷりの願望を抱えた元体育教師の刑事、仲井戸豪太(桐谷)が、周囲とぶつかり合いながら事件解決に向け奮闘するサスペンスコメディー。刑事、検事、裁判官と異なる立場や経歴の人物たちが対立しながら交わっていく姿を描く。脚本は福田靖氏。

◆最終話のあらすじ

一軒家に押し入って老夫婦を拘束し、金庫から500万円を奪う強盗事件が発生する。豪太ら横浜みなとみらい署強行犯係の面々はさまざまな物証をもとに、犯行に及んだ3人組の男を次々と割り出し、スピード逮捕する。

ところが取り調べの結果、3人は闇バイトの募集サイトで集められた、互いに面識のないメンバーだったことが発覚。その指示役は「キング」と名乗る人物で、この1年の間に少なくとも15件の強盗事件に関わり、警察がマークし続けるも、いまだ正体不明の凶悪犯だった。起訴までにキングの正体を突き止めようと、送検された3人を必死に取り調べる検事たち。だが、ひとつも手がかりを得られないまま、最大20日間の勾留期間が終了してしまう。

そんな中、被害に遭った老夫婦のもとに突然、500万円が送られてくる。やがて、送り主はモデルの森野さやか(横田真悠)と判明。さやかへの事情聴取を重ねる中、豪太らは彼女の婚約者・阿久津守(佐野玲於)こそがキングではないか、とにらむ。

しかし、下手に動けば即座に物証は消され、元のもくあみになることは明白。キングを捕まえる千載一遇のチャンスを目の前にしながら、手も足も出せない状況に、豪太も検事・二階堂俊介(北村有起哉)もいら立ちと焦りを隠せない。

その矢先、キングが新たに殺しの闇バイトを募集する。豪太はキングの尻尾をつかむため、あろうことか闇バイトに応募。二階堂らと連携し、禁断のおとり捜査に乗り出す。