タレントのryuchell(りゅうちぇる)さんが12日、亡くなったことが分かった。27歳だった。12日午後5時半ごろ東京・渋谷区の所属事務所で死亡している状態で発見された。

ryuchellさんは前日の11日にTBSラジオ「バービーとおしんり研究所」(火曜午後9時半)に7月のマンスリーゲストとして出演していた。

同局によると出演した2週については6月26日に収録を行ったとし「来週以降分についてはまだ収録が行われておらず、ストックがないため今後については現在検討中です」とした。

11日の放送では、番組内で「人生を変えた一言はあるか」と聞かれ「たくさんありすぎるんですけど私から話して良いですか」と切り出し「最近1番人生観が変わった出来事があって、去年かな。めちゃくちゃしんどいことがあって。芸能活動を続けられるかなってぐらい結構落ち込んで、人生で初めてくらい。何だかんだ頑張って強く生きてきていたのに、結構落ち込んじゃって、何もないのに涙が出てくるとか…」と話した。

続けて「なんか気が入らないみたいな時期があって、その時ちょっとしんどかったので、人前で泣いてしまったりとか…」と振り返り「ある人に『泣いていいよ』って言われたんです。人生で初めてだったんです。私も会社をやっているし、強くいなきゃいけない、弱い自分を出す居場所をなくしていたんです。でも、その人に気が済むまで泣いていいよって言われた時に、弱い自分を見せるってこんなに気持ちがいいんだというか、見せてもいいんだと思えるようになった」と明かした。

友人からの一言の後は「ちょっと弱音を吐いたりとか、ちょっと人間臭い部分もキャラクター的に出さないようにしていたけど、これからはもっと泥臭い部分、本当は弱いところを出していこうって」と語った。

ryuchellさんは「強い自分を引っ張って行くより、等身大でいる時代なんだと、だからこそハッピーになれた。ちょっと弱い自分を魅せられて、バランス取れるようになって大人になれたかなと思いますね」といい、リスナーに「落ち込んでいる人がいたら、元気づけるのも大事だけど、寄り添ってあげる姿勢でいることは、ぜひ参考にして欲しい。すてきだと思ったので」と伝えていた。

 

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