12日に27歳で亡くなったタレントryuchell(りゅうちぇる)さんが出演予定だったTBSラジオ「バービーとおしんり研究所」(火曜午後9時30分)が18日、放送され、パーソナリティーを務めるフォーリンラブのバービー(39)が追悼のコメントを語った

バービーは、ryuchellさんについて「求められる自分とか立場とか発言に気を付けようとしているんだな、と思っちゃった」と責任感の強さを紹介しながら「アンチにだって私がサンドバッグになってあげるよ、ぐらいに思っていた節があると思います。分からないけどね、本当のところは」と振り返った。

またバービーは、自身が精神的に落ち込んでいた時期を回想。「すごい弱気になるとか、ネガティブという言葉で言い表せないくらい」と説明し、「ほめられたり祭り上げられたりすること自体がしんどくなってきて。『私って何様』ってセルフツッコミが入って、そのセルフツッコミが外部の言葉と重なった時が一番んつらいんだよね」と振り返り、「結局今ポンコツやってます。ポンコツ良いよ、って。ポンコツやったっていいよな、生きてるだけでいいよな、って話を次、会ったら、したかった」とryuchellさんに語りかけるようにつぶやいた。

続けて「こういうことまで言っちゃうと誤解されたくないんだけど、これだけは言いたいです。今、本当に誹謗(ひぼう)中傷のせいにされているのが、私は一番悔しいです。ryuchellの死が誹謗中傷のせいにされているのが私は悔しい」ときっぱり。「本人がどう思っていたかは、本当のところなんて分からないんだろうけど」と前置きしながら「これまでの長いスパンで見てきたryuchellの発言、発信を見ていると、若い時はアンチの言葉をバネにもしてたと思う。そういう趣旨も言ってたし、でも、新しい家族の形を発信した後だったら、ひどい言葉を送ってくる人に対しては『かわいそうな人だから、私で良ければ受け止めたい』ということを言っていたり、そういった趣旨の発信をしていたんですよ。だから、ryuchellの言葉は絶対に尊重してあげたいと思っています。だって今まで言ってないもの。もちろん、そういう言葉が心に入ってきてしまう、それがつらい、と言っていたこともあったけど、でも『私で良ければ』とか『かわいそうな人なのかもしれない』とか『どういう背景があるんだろう』とか、絶対にその先を考えて、おもんぱかって、『私なら大丈夫だから』って趣旨の発信は一貫していたなと思います。ryuchellの死はryuchellの死だから、誰かに消費されたくないし、利用してくるな、と思っています」と熱弁した。

◆関連記事

ryuchellさん出演予定だったラジオでバービー心境語る「正直、私はまだ信じていません」

バービー「ryuchellは神輿に担がれるがまま時代の寵児になった」出演予定ラジオで感謝

バービー号泣 ryuchellさんへの思い30分語り続け「ふざけたヤロウなのよ」愛を込め毒まじえ