柴咲コウ(41)が18日、インスタグラムを更新。

「7月14日(金)公開スタジオジブリ最新作「君たちはどう生きるか」『キリコ』の声を柴咲コウが担当しました! ぜひ劇場でご覧ください」と、14日に全国441館で公開された宮崎駿監督(82)の10年ぶりの新作長編アニメーション映画「君たちはどう生きるか」で演じた役どころを、自ら発表した。

「君たちはどう生きるか」は、22年12月13日に都内で開かれた東宝の23年ラインアップ発表会見で公開が発表されて以後、あらすじ、声優キャストなど作品に関する情報は一切、開示されなかった。製作報告会見なども開かれず、宣伝活動は、ほぼ行われなかった。その中、14日に公開初日を迎え、上映されたエンドロールで主演が俳優山時聡真(18)であることなど声優キャストなどが判明した。ただ、どの声優がどの役を演じたかはエンドロールにも記されていなかった。

物語は戦中、戦後の日本が舞台で、主人公の名は牧眞人。東京に住んでいたが、戦争が始まって3年目に街が戦火に包まれ、入院していた病院が焼かれて、母が亡くなってしまう。4年目に東京を離れ、疎開した先で出迎えにきた母そっくりの女性ナツコが、父との間の子を身ごもっており、新たな母になると伝えられる。複雑な心情を抱えつつも、眞人は新しい家に通され、自室のベッドで寝ているうちに母の夢を見て、涙し、目覚めると、家の近所に建つ古い塔に入り込んでいく。キリコは、眞人が新しく住んだ家にいる、お手伝いのおばあさんの1人で、古い塔に乗り込んでいく眞人と関係が深くなっていく役どころだ。

配給の東宝は18日、14日の初日から17日までの初動4日間で興行収入(興収)21億4000万円、動員135万人を記録したと発表した。13年7月公開の同監督の前作「風立ちぬ」との興収対比で150%超を記録。日本の歴代興収2位、スタジオジブリの映画で最高興収の316億8000万円を記録した、01年の「千と千尋の神隠し」が同じ初動4日間で記録した、19億5437万6300円をも超えた。