女優若村麻由美(56)主演のフジテレビ系連続ドラマ「この素晴らしき世界」(木曜午後10時)の第6話が24日に放送され、平均世帯視聴率が3・7%(関東地区)だったことが25日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話から5・4%、4・0%、4・3%、3・1%、3・6%だった。平均個人視聴率は2・0%で、第1話から3・0%、2・1%、2・6%、1・6%、1・9%だった。

今作は、平凡な生活を送る“主婦”浜岡妙子が、ひょんなことから芸能界で活躍する“大女優”若菜絹代になりすましながら二重生活をする“なりすましコメディー”で、完全オリジナル脚本となる。若村が普段はパートとして働く主婦と大物女優という正反対な役柄を同時進行で演じる。若村の他には、木村佳乃、沢村一樹、マキタスポーツらも出演する。

当初は鈴木京香(55)が主演予定だったが、5月9日の撮影初日に体調不良を訴え降板。同18日は、若村の代役主演が同局から発表されていた。

▼第6話あらすじ

妙子は比嘉莉湖(木村佳乃)から、娘の亜美(尾碕真花)が孫の信男(須山結斗)を自分のもとに置いて行った理由を聞かされる。それは、亜美の元夫・貴一郎(松村遼)が入院したからで、重い病状なのに身寄りがない彼のために亜美は病院に付き添っているとのことだった。妙子は莉湖も病院へ行かなくていいのか尋ねるが、莉湖は亜美が嫌がるという。

そんな莉湖が抱える問題のもう1つは、櫻井佳音(葉月ひとみ)の自殺未遂をきっかけにした訴訟問題だった。佳音側には有能な弁護士・浅野俊徳(佐戸井けん太)がついており、自殺未遂の原因にもなったセクハラの相手ではなく莉湖の事務所を訴えた方が得策だと考えられていたのだ。妙子は莉湖を慰めるも、理不尽な出来事に納得できないでいた。

ある日、妙子の息子・あきら(中川大輔)は蒼井蛍(永瀬莉子)と一緒に木村久之(二條正士)に会っていた。木村は蛍が作ったマッチングアプリの登録者の個人情報にアクセスしてタレントを志望する傾向にある人に芸能事務所を紹介する事業を考えており、その仕事の一部をあきらにやって欲しいと頼む。あきらは違法性を心配するが、蛍に大丈夫だと言われてタレント志望の男性と会うことに。しかし、あきらが男性に出した名刺には「プロダクション曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」と書かれていた。