女優藤山直美(64)主演の舞台「錦秋喜劇特別公演」が3日、京都南座で開幕(29日まで)した。

幕開きは、祇園のお茶屋を舞台にした恋物語「祇園小唄」。今回は歌舞伎俳優中村鴈治郎、中村扇雀に、俳優田村亮らが出演。直美の父、故藤山寛美さんの当たり役を女性に置きかえた「大阪ぎらい物語」の2本立てになっている。

初日の幕を開け、直美は「稽古場を経て南座での舞台稽古に入り、いよいよお客さまにご覧いただく事に対して、身の引き締まる思いがいたします。誠心誠意、皆さまに喜んでいただけるよう、舞台をつとめさせていただきます」と心躍る思いを寄せた。

また、鴈治郎は「藤山直美お姉さまにどこまでもついて参ります!」。扇雀は「楽しみにしていた公演がいよいよ初日を迎えます。上方喜劇の血を引く(藤山)直美さんと、上方歌舞伎の血を引く私たち兄弟が、がっぷり四つに組んでの舞台。皆さま、是非お見逃しのないように」とアピールした。

田村も「久しぶりの南座公演、うれしいです。藤山直美さん、そして中村鴈治郎さん、中村扇雀さんも御一緒。今回も学ぶことが多いと思います」と意気込む思いをコメントとして寄せた。