放送中のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」で、趣里演じるヒロイン・スズ子が所属する梅丸少女歌劇団(USK)の先輩・橘アオイ役で、OSK日本歌劇団の現役スター翼和希が出演している。USK1期生として、迫力ある力強い踊りが得意で、新人スズ子の教育係として、厳しく指導にあたる。翼は、制作のNHK大阪放送局を通して、思いを寄せた。
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--「ブギウギ」出演が決まったときの気持ちは
翼 今回、私はテレビの現場が初めて。朝ドラで「ブギウギ」という作品を制作すると決まったときから、どんな小さなきっかけでもいいので、何かしらの形で、この作品に関わりたいという話を劇団内でよくしていました。そこからオーディションを受けて、出演させていただくことになり、とにかく、うれしかったです。
--橘アオイはどういった人物か
翼 USKの1期生。私たちが所属するOSK日本歌劇団には、上級生の方がたくさんいらっしゃって、私たちは先輩から習うことができました。でも、1期生は、ゼロから作り出す責任があり、ものすごくエネルギーがいることだったと思います。
橘アオイや大和礼子(蒼井優)には、習える上級生はおらず、劇団のメンバーや林部長(橋本じゅん)、大熊社長(升毅)と話し合いながら、劇団を作り上げていったのだと思うので、橘も、ものすごいエネルギーを持った方なのだろうなと思いました。
大和礼子に関しては、憧れを持ちながら、一緒にやってきた仲間として同期ならではの友情もあり、2人の間にはすごく深い関係があると思います。橘には何度も挫折した経験がきっとあって、そのたびに支えてくれたのが大和の存在だったのだと思います。
最終的に同期で残ったのがこの2人だったのは、大和がいてくれたから。橘と大和の2人で切磋琢磨(せっさたくま)してきたから、ここまで残ってこられたのだと思います。
--歌劇のシーンの撮影はどうだったか
翼 レビューのシーンでは、本業に戻ったような気分で、正直ホッとしました。初めて共演する俳優のみなさんと一緒に同じ舞台に立つとことは、私にとっても新しい経験でした。さらに、男役として相手をリードするということを、あらためて考えた機会にもなりました。
私は大和礼子と組むことが多いのですが、実際に大和をリードするときに、どうすればちゃんとリードできるのかをいつも以上に考えました。普段からやっていることなので、当たり前のようにやってしまいがちですが、すごく新鮮な感覚でした。
--視聴者へメッセージを
翼 やはり舞台のシーンを特にご覧いただきたいです! この作品では、歌劇の世界のふだん見られない部分も描かれており、そこが面白いところです。出ている側の悩みや葛藤、同期とのぶつかり合いなどは、本来お客さまに見せるべきものではありません。でも、そこはドラマだからひもといていけるのだと思います。
仲間とのぶつかり合いもあり、ずっと和気あいあいとしているわけではありません。それぞれの意見があり、離れてしまうこともあるかもしれないけど、結局はみんなが「舞台が好き」というその気持ちで1つになっています。そして1つになったとき、絆はまた強固なものになり、さらにみんなで稽古をしていくことで、エネルギーはもっと大きくなっていきます。舞台シーンを、そこに至るまでの過程も知ったうえで見ていただけるのは、とても見応えがあると思います。



