俳優高橋文哉(22)志尊淳(28)がダブル主演を務める、TBS系連続ドラマ「フェルマーの料理」(金曜午後10時)第4話が10日、放送され、平均世帯視聴率(関東地区)が5・4%だったことが13日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は3・1%だった。

同ドラマの原作は「月刊少年マガジン」(講談社)で連載中の小林有吾氏による同名漫画。数学者を志すもその道を挫折した天才数学少年・北田岳(高橋文哉)と、謎多きカリスマシェフ・朝倉海(志尊淳)が出会い、数学的思考で料理という難題に立ち向かっていく。海が経営する新進気鋭の超一流レストラン「K」で、世界中から集まった実力あるシェフたちと切磋琢磨(せっさたくま)し、誰も到達していない“料理の真理の扉”を開くべく「料理×数学」で前人未到の世界に挑む、若きプロフェショナルたちの青春ストーリー。

第4話で、海(志尊淳)が突然、コース料理の担当替えを発表。国内外で強い影響力を持つレストランレビュアー・綿貫哲平の予約が入ったためだ。彼の最高評価を得るため、“コースの世界に引き込む瞬発力”が必要な前菜を岳(高橋文哉)、メインの肉料理を蘭菜(小芝風花)に任せると言う。

綿貫の来店は1週間後。店の命運を賭けた大抜てきだが、何を作ればよいかもわからず途方に暮れる岳に、海は「プロになれ」とだけ告げる。

一方、メインの肉料理を着々と理想の味に仕上げていく蘭菜。岳はそのプロの仕事ぶりに感心するが、実は蘭菜も誰にも言えない苦悩を抱えていたことを知る。そんな蘭菜から、岳はプロと素人の料理の違いを問われる。