俳優松村雄基(60)が21日、都内で、主演ミュージカル「クリスマス・キャロル」(12月26日まで、全国巡演)の取材会に、杉本彩、吉田要士と出席した。

守銭奴で嫌われ者のスクルージが、精霊とともに過去や未来を旅して変化していく物語。松村は「台本を読んで初めて『クリスマス・キャロル』、スクルージを知りました。心が温かくなって、生きていくってこういうことなんだなと思いました」と話した。

役との共通点を聞かれると「(演出家から)うちひしがれた老人の醜さを出してくれ、と言われました。交通渋滞にはまって『くそっ』と思う気持ちを、出の寸前に思い出したり、人のせいにしたりする自分の弱いところを思い出しています。スクルージ的要素いっぱいあるんだなと。ここに来ると落ち込むんですが、最後は浄化される」とした。

7年ぶりのミュージカルで、3人の女性を演じる杉本は「おばあさんのイボンヌをやっててめちゃくちゃ楽しい。吹っ切れた役柄、水を得た魚のようにやってます」と笑い、役との共通点については「イザベラの愛と思いやりにあふれたところ。夫とも言ってたんですけど、私ほど愛と思いやりにあふれた妻はいない」と笑った。

19日に秋田県能代市で初日を迎え、この日で3公演を終えた。松村は「お客さまが温かいです。本当はお客さまを温かい気持ちにして差し上げたいんですけど、逆ですね。次の公演、次の公演につなげていきたいです」と話した。12月26日の札幌公演まで全22公演。