ゴジラ生誕70周年記念映画「ゴジラ-1.0」(山崎貴監督)が29日、TOHOシネマズ初の北海道進出として翌30日に開業するTOHOシネマズすすきの(札幌市)のこけら落としで上映された。主演の神木隆之介(30)、ヒロインの浜辺美波(23)と山崎貴監督(59)は、1991年公開の映画「ゴジラVSキングギドラ」の劇中でゴジラが体当たりでなぎ倒した、さっぽろテレビ塔と記念撮影し“聖地巡礼”も敢行。浜辺が再び破壊する続編を同監督にリクエストする“新作構想”も飛び出した。

雪が舞う氷点下3度の札幌市内で、300人を前に舞台に立った浜辺は「順調に滑舌を奪われて」と身を震わせた。その寒さも、2003年(平15)にヴァージン・シネマズが東宝の傘下になりTOHOシネマズとなって20年で、ようやく北海道に初進出した劇場の舞台に立つと、こけら落としの作品になった喜びから熱気に変わった。山崎監督は「俺たちが最初で最後。20年たっても30年たっても『こけら落としが『ゴジラ-1.0』だったんだよ』と、ヨボヨボになっても言える」と熱っぽく語った。

さっぽろテレビ塔への“聖地巡礼”の感想を聞かれた山崎監督が「ゴジラシリーズに参加したんだと改めて感じた」と言うと、浜辺が「いつか、また貴さんにテレビ塔を壊して欲しい。名誉ある壊し方といえば、しっぽじゃないですか」と、いきなり続編を提案。同監督は「しっぽで一撃? 作らないですよ」とかわそうとするも、神木も「喜々として(ゴジラ映画作りに)手を上げるって、言ったじゃないですか」と追い打ちをかけた。浜辺は「楽しみですね」と期待した。

公開から24日で興行収入は34億5000万円を突破。12月1日に1500スクリーン超で公開の北米をはじめ、約50の国と地域で公開の予定だ。山崎監督は「本家ゴジラの国のゴジラが世界でどれだけ暴れてくれるか楽しみ」と期待した。【村上幸将】

◆「ゴジラVSキングギドラ」 シリーズ第18作、平成VSシリーズ第2作で91年12月14日公開。大森一樹監督。92年にエミー・カノーら23世紀の人を乗せたUFOが東京上空に現れ、ゴジラの原子力発電所破壊による核汚染により死滅する歴史を変え、日本人を救うために来たと宣言。日本政府は宣言をのみ、恐竜がゴジラと化す前の時代にタイムワープし存在を歴史から消滅させようとする。エミー役の中川安奈が主演。共演は豊原功補ら。「ゴジラ-1.0」のゴジラの全長は50・1メートルだが「ゴジラVSキングギドラ」のゴジラは100メートルある。