音楽プロデューサー松尾潔氏(55)が30日、都内で行われた映画「TILL」(12月15日公開)のトークイベントに出席した。

1955年に米イリノイ州で黒人の少年が殺された「エメット・ティル殺害事件」を描いた、差別や人権問題をテーマにした作品。松尾氏は「自分も十分な知識がなかったんだな、と目を開かせてくれる作品でした」と話し、「これと同じようなことを起こしてはいけない、目を背けちゃいけないんだ、起こったことをきちんと認識して、そこから何を学べるか。悲劇の連鎖を止めるために、過去は変えられないけど、そこから何か学べるんじゃないか…ということを制作陣は言いたいんじゃないかと。勇気づけてくれる作品」と説明した。

また「正しいか正しくないかというのは、いつの時代もジャッジするのが難しいと思います。立っている場所によって、正しいか正しくないかっていうのは違って見えるんだと思う」とし、「僕は皆さんに『ライト(Right)』か『ロング(Wrong)』で分けるんじゃなくて、『フェア』か『アンフェア』かっていうほうが、まだ精度が高いんじゃないかと思います」と伝えた。