宝塚歌劇団は5日、東京宝塚劇場での宙組の東京宝塚劇場公演残り全日程の中止も発表し、あわせて、天彩峰里、きよら羽龍の組替え取りやめも発表した。

劇団では、組替えの中止について「近年では記憶にない」と言い、異例の対応と認めた。

劇団をめぐっては、9月30日に、25歳宙組団員の転落死。兵庫・宝塚大劇場で同29日に開幕していた宙組公演について、10月1日以降の上演を取りやめ、その後、宝塚公演は全日程中止。続く東京宝塚劇場公演についても、当初開幕予定だった11月25日から12月14日までの中止を決め、今回、15日以降についても、残り全日程の上演中止を決めた。

宙組公演は兵庫、東京を通じて、2日間のみの上演で終了となった。

これにともなって、すでに決まっていた組替えも取りやめ。東京千秋楽翌日の25日付で、月組へ異動予定だった天彩峰里と、来年2月1日付で月組から異動予定だったきよら羽龍の組替えも中止となった。

極めて異例の人事に、ファンの間では、インターネット上でも「意味が分からない」「こんなの初めてでは?」などとの声が上がっている。