1980年代にフジテレビの人気番組「オレたちひょうきん族」などに出演し「アダモちゃん」のキャラクターで人気を博した、タレントの島崎俊郎(しまざき・としろう)さん(本名同じ)が6日、急性心不全のため亡くなったことが7日、分かった。

68歳だった。関係者によると、数日前から体調不良だったという。日本テレビ系「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」などにも出演し、リポーター、ミュージシャンとしても活動した多才ぶりだった。

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強烈キャラクターで一世を風靡(ふうび)し、愛された島崎さんの、突然の訃報だった。1980年に「オレたちひょうきん族」のレギュラーとなり、85年2月、番組内で生まれた「アダモちゃん」のキャラクターで一躍、お茶の間の人気者になった。ビートたけしがヒーローをコミカルに演じる番組内コーナー「タケちゃんマン」でたけしにアドリブを振られ、ポリネシアンダンスショーに扮(ふん)したキャラクターが原型。ダンス中、島崎さん自ら「アダモ!!……ペイ!!」と叫び、そのままアダモステとなった。「アダモちゃん」と呼ばれると「ハーイ」と返事をしたり、他に「ホテマカセ、ハニマカセ」など意味不明なセリフを発する強いインパクトで、他番組などにも登場し、00年にはユニット「アダモす」を結成しCDを発売した。 「元気が出るテレビ!!」では寝込みのアイドルなどの部屋にバズーカを打ち込む「早朝バズーカ」や体を張ったリポーター芸で、革新的だった素人参加型番組の人気獲得に一役買った。

18歳の時に東京・新宿コマ劇場でハナ肇さんに弟子入りを志願しクレイジーキャッツの付き人になった。79年に川上泰生(70)小林すすむさん(12年に58歳で死去)とお笑いトリオ「ヒップアップ」を結成し、リーダーを務めた。

芸能界指折りのサッカー好きでも知られた。京都・洛北高時代、インターハイ、国体に出場し、京都選抜にも選ばれた。芸能人サッカーチーム「ミイラ」でも活動。サイトでは日本代表観戦記をつづっていた。

公式ブログは今年9月4日の更新が最後だった。仕事で愛知・三河安城に滞在した際の目覚めの一杯としてコーヒーを飲む自身の写真とともに「ということで島崎俊郎君 今日もガンバレ・ガンバレですね」と絵文字を添えて、気合を入れていた。

◆島崎俊郎(しまざき・としろう)1955(昭30)年3月18日、高知県生まれ、京都府出身。18歳となった73年に上京。78年、クレイジーキャッツの付き人4人に川上泰生を加えコントグループ「サンズンズ」を、翌79年には「ヒップアップ」を結成。85年2月2日、「-ひょうきん族」の「タケちゃんマン7」で、現在のアダモちゃんの原型となるマネー島崎が登場。以降、「ペーイ」と叫びながら暴れ回る「アダモステ」となり、人気を博す。91年2月に結婚し、93年に長男、96年に次男誕生。175センチ。