英国のヘンリー王子(39)が10日、「航空業界の生きるレジェンド」として航空宇宙産業の殿堂入りを果たす4人のうちの1人に選出されたことが明らかになった。「航空宇宙業界のオスカー」とも呼ばれる同賞の授賞式は、19日に米俳優でボーイング737の操縦免許も取得しているパイロットでもあるジョン・トラボルタがホストを務め、米ビバリーヒルズで開催される。

航空・宇宙業界に多大な貢献をした人々を讃えるもので、殿堂には人類初の月面着陸に貢献し、月面歩行した宇宙飛行士に-ル・アームストロング氏やバズ・オルドリン氏ら名だたる歴史的人物が名を連ねている。

王子は、英国陸軍での兵役中にヘリコプターのパイロットとしてアフガニスタンでの戦闘任務に従事していたほか、負傷兵士らのための国際スポーツ大会インビクタス・ゲームを創設した功績が認められたことになる。

しかし、ネットでは王子は殿堂入りに「ふさわしくない」と批判の声が上がっており、英王室作家のアンジェラ・レビン氏もX(旧ツイッター)で王子がこの賞に値するかどうか分からないとつづっている。同氏は英GBニュースの取材でも、「ばかげている」「彼は優秀なパイロットではない」とコメント。昨年1月に出版した回顧録「スペア」で、アフガニスタンでの従軍中にタリバン戦闘員25人を殺害したと告白したことにも触れ、「それを自慢していた。非常に不快でなことで、危険」と話し、殿堂入りに相応しい人物ではないと批判した。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)