永野芽郁(24)が月9初主演を務めるフジテレビ系「君が心をくれたから」(月曜午後9時)の第2話が15日に放送され、平均世帯視聴率が5・8%(関東地区)だったことが16日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話は7・2%だった。

平均個人視聴率は3・4%で、第1話は4・5%だった。第1話はロケ地となっている長崎県で世帯視聴率22・6%、個人全体で18・1%の高視聴率をマークした。

今作は永野演じる過去の経験から自分に自信が持てない主人公・逢原雨が、山田裕貴(33)演じる朝野太陽のために自分の“心”を差し出す宿命を背負うことから始まる、過酷な「奇跡」が引き起こすファンタジーラブストーリー。異国情緒あふれる幻想的な街・長崎が舞台となる。

▼第2話あらすじ

逢原雨(永野)は、かつてただ一人心を通わせた男性・朝野太陽(山田)と高校時代以来の再会を果たす。しかし再会を喜んだのもつかの間、太陽が事故に遭ってしまう。悲しみに暮れる雨の前に“あの世からの案内人”を名乗る男・日下(斎藤工)が現れ“奇跡”を提案する。それは「雨の五感を差し出す代わりに、太陽の命を助ける」というものだった。そして雨は、太陽のためにその“奇跡”を受け入れた。

最初に奪われる五感は味覚。日下は雨の味覚はあと14日ほどで失われてしまうと告げ、奇跡のことや案内人のことは口外してはならない、と忠告する。真実を話してもいいのは太陽だけだという。もうひとりの案内人・千秋(松本若菜)は、1人で乗り越えられるほど五感を失うことは簡単ではないのだから、正直に話すべきだと雨に助言する。しかし雨は、真実を話せば太陽が自分を責めてしまう、と言って拒否する。

太陽を見舞った雨は、彼の妹・春陽(出口夏希)が差し入れで持ってきたマカロンをもらう。マカロンは高校時代に太陽がある“お菓子言葉”と共にくれた、思い出の味だった。

雨は、味覚を失う前に好きなものを食べようと食べ歩きに出かける。そんな折、週末に「長崎スイーツマルシェ」が開催されることを知る。そのゲストに招かれていたのは、かつて雨を「必要ない」と切り捨てたパティスリー『レーヴ』のパティシエ・田島守(ジャン・裕一)で…。