漫画家・鳥山明氏が2000年(平12)にコミックス1巻で展開し、23年にアニメ映画化もされた「SAND LAND」の、その先を描いたゲーム、シリーズ版アニメを展開することが4日、都内で行われた「SAND LAND Project発表会」で発表された。

「SAND LAND」は、魔物と人間が共存する、水を失った摩訶(まか)不思議な砂漠の世界を舞台に、全身ピンクの悪魔の王子・ベルゼブブが魔物のシーフ、人間の保安官・ラオと砂漠のどこかに存在する、幻の泉を探す旅に出る物語。とが4日、都内で行われた「SAND LAND Project」は、22年12月に始動していた。今回のゲームとアニメは、フォレストランドという新たな国が舞台。ゲームではプレーヤーが探索できるエリアとして、シリーズ版アニメでは新章の物語として、それぞれで異なる展開を描く。新キャラクターとして、ベルゼブブたちの新たな冒険に同行するメカニックのアンと、フォレストランドでは勇者を名乗のる天界からやってきた天使ムニエルが登場する。

鳥山氏が、フォレストランドの世界を表現したイラストを描き下ろし、コメントを発表した。

「SAND LAND Projectは、ゲームがあって、そのあとアニメと進行しました。はじめにキャラデザインを見せていただいた時、ゲームなんだと思ったんですがその後、進行するうちに『あれ? アニメだったのかな』と思いはじめ、さらに進行するうちに『え! 両方だったのか!』と驚いた覚えがあります。僕は連載していた『ドラゴンボール』というやや派手な作品の反動もあって、短編や読み切りはどれも、好みである小さな世界とゆるいヒーローのなんでもない地味で平和な話ばかりを描いてきました。『SAND LAND』も基本的にそんな内容ですが、さすがにこれではアクション作品として厳しいと思われたのか、アニメスタッフの皆さんには、いろいろ派手な仕掛けをプラスして演出に重厚感を加えていただきました。続編となる『天使の勇者編』についても、いただいた概要には見事に初めからドラマチックな要素と動きのある展開がたくさん盛り込まれていました。僕は新キャラである天使のムニエルの設定とデザイン、アンなどのデザイン、エピソードなどを提案させていただき、続編が完成しました。地味好きな僕では実現しなかったであろうドラマチックな展開は新鮮な驚きで、新たな世界観と迫力あるアクションを楽しんでいただけることでしょう。ベルゼブブ、ラオ、シーフの3人の新たな大冒険と新登場のキャラ達との出会い。恐ろしいエネルギー『アクアニウム』を巡るワクワクドキドキの物語を楽しんで、じっくりと平和を感じていただければ本当に最高です。鳥山明」

新作アニメは、ディズニープラス「スター」オリジナルシリーズ「SAND LAND:THE SERIES」と題し、20日午後4時から全13話が世界独占配信がスタートする。「悪魔の王子編」と「天使の勇者編」の計2章で、映画『SAND LAND』に未公開カットや新たなシーンを追加し再構築した「悪魔の王子編」は、第1話~第6話で展開。第7話~第13話は「天使の勇者編」として、鳥山氏が考案したフォレストランドを舞台にベルゼブブたちの新たな冒険を描く。20日に第1話~第7話を一挙配信され以降、第8話からは27日から毎週水曜日に1話ずつ配信予定。