趣里が主人公鈴子を演じるNHK連続テレビ小説「ブギウギ」(月~土曜)28日に放送された第125回の平均世帯視聴率が15・8%(関東地区)だったことが29日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は9・1%だった。平均世帯視聴率の最高記録は第88話の17・3%。

109作目の朝ドラで、趣里が戦後の大スターで「ブギの女王」笠置シヅ子さんをモデルにした主人公鈴子を演じる。大阪の下町にある小さな銭湯の看板娘が大阪・道頓堀にできた少女歌劇団へ。戦争の苦難を乗り越え、スターへと駆け上る姿を描くオリジナル作品。

主題歌の「ハッピー☆ブギ」は、ドラマの音楽担当でもある服部隆之氏が作詞・作曲。EGO-WRAPPIN’のボーカル・中納良恵、シンガー・ソングライターのさかいゆうと、趣里が歌唱。語りは「朝ドラ送り」で人気を集めた高瀬耕造アナウンサーが務める。

あらすじは、引退会見後もスズ子(趣里)は、羽鳥善一(草なぎ剛)と相変わらず話ができないままでいた。そんなスズ子に対し、茨田りつ子(菊地凛子)はきちんと羽鳥と話をするべきだと伝える。一方、麻里(市川実和子)も善一にスズ子と話をすべきだと伝える。やがて、スズ子が羽鳥の家を訪ねようと家の玄関を出ると、そこには訪ねてきた羽鳥の姿があった。これまで苦楽をともにし、数々の名曲を生み出してきた二人が心の底から思いを語り合う。羽鳥は「これまで楽しませてくれてありがとう。君に感謝します」と言う。スズ子は「先生とワテは人形づかいと人形みたいな関係やと思ってます。それがよろしいんです。ワテはいつまでも、先生の最高の人形でおりたかったんです。ワテはお客さんの前に、先生にとっての最高の歌手でおりたいんです。だけど、そうでないんは、ワテが一番ようわかってます」と引退の真意を明かす。