お笑いタレントのやす子(25)が18日、日本テレビ系のバラエティー「行列のできる相談所」(日曜午後9時)にゲスト出演した。

やす子に対するX(旧ツイッター)への不適切な書き込みで、芸能活動を休止しているフワちゃん(30)がレギュラー出演している番組だ。トラブルが起きる前に収録されていたが、この日の放送ではフワちゃんの出番は全てカット。他の出演者の後方で、衣装が映り込むだけだった。

同番組は20年以上続き、丸山和也、橋本徹、北村晴男、住田祐子、大渕愛子、本村健太郎ら弁護士をお茶の間の人気者にした。その一方で、初代MCの島田紳助をはじめ、宮迫博之、渡部建らトラブルに巻き込まれ、タレント引退、謹慎となっている。

今月2日にやす子が、Xに「やす子オリンピック 生きてるだけで偉いので皆 優勝でーす」とポスト。すかさずフワちゃんがリポストで不適切な書き込みを行った。その後に削除し、そして「本当にすみません」などとポスト。6日にはやす子本人に会って、直接謝罪した。

だが、5日深夜に生出演予定だった「フワちゃんのオールナイトニッポン0(ZERO)」は休止になり、9日には番組終了が決定した。CM映像の公開は停止され、掲載予定だった来年度の家庭科の教科書からも削除が決まった。そして、11日に芸能活動休止が発表された。

当初は「フワちゃんのオールナイトニッポンにやす子を呼んで、直接謝罪すればいいのでは?」などの意見もあったが、番組関係者は「スポンサーへの抗議が大変なことになる」と“即却下”した。フワちゃんだけでなく、やす子も気を使われて、いじられにくくなっただけに気の毒だ。

フワちゃんの友人や共演者も沈黙している。売れっ子では霜降り明星の粗品が、自分の意見を堂々と述べており、勢いのある芸人は違うと思わされた。裁判を抱えて芸能活動を休止中のダウンタウン松本人志がいたら、どんな切り口で笑いに変えてくれただろうかなどと、勝手に妄想している。

こうしたトラブルを“大喜利”にして、笑いに変えてこその芸人、お笑い界なのに、と思ってしまう。しばらくは、フワちゃんが表に出てくることはなさそうだ。だが、パリ五輪だって、初戦敗退から勝ち上がって銅メダルを取った選手がいた。いつか「敗者復活で、生き返りました~」と、フワちゃんが出てくるのを待ちたいと思う。【小谷野俊哉】