元テレビ朝日社員の玉川徹氏は4日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。高市政権肝いりの外国人政策について、「これが今、日本にとって最重要政策なんですかね」と、私見を口にした。
高市早苗首相は先月4日にこの問題に関する関係閣僚会議を開催。先月末には、外国人との「秩序ある共生社会」実現のための課題を話し合う政府の有識者会議も行った。首相は、在留資格や日本国籍取得の審査厳格化、外国人の土地取得ルールの見直しや、医療費の支払い情報を入国審査で活用することなど、関係閣僚に来年1月をめどに基本方針をまとめるよう指示を出している。
番組では、高市政権の外国人政策をパネルコーナーで特集。移民研究や社会人口学が専門の国立社会保障・人口問題研究所の是川夕氏が解説でゲスト出演し、是川氏は「いよいよ始まったなというふうに受けとめている。政権の最重要政策ということで取り組みが進んでいくが、それに先だって、さまざまな調査やエビデンスの収拾の指示が行われたことが非常に重要」と指摘した。
これに対し、玉川氏は「これ(外国人政策)、日本にとって最重要なんですかね。僕はそこがそもそも疑問なんですよ」と述べた。
「たとえば、違法行為やルールからの逸脱があるのなら、別に外国人だろうが日本人だろうがだめなんです。外国人だからことさらダメという話ではなく、だめなものはだめ。外国人も日本人もないと思っている」とした上で、「結局は、外国人は日本人にとって異質な存在。それに対して違和感を持っているというのが、国民の全体のムードなんだと思います」と主張し「違和感をことさら増幅させて、それを政治利用しているところはないですか?」と主張した。
「最重要というところでいえば、(日本にとって)最重要な政策は他にあると思う」として、人口減少や税金の問題を挙げながら「ここを解消するのは非常に難しい。そういう難しい問題から、結局、目をそらす形になっていませんか?ということ。僕はこういうこと(外国人政策)が最重要とは、特に思えていないです」と繰り返した。
これに対し、是川氏は「政策が打ち出された背景には、いろいろな思惑や思いがあるんだろうと思いますが」と応じつつ、「重要なのは、公のプロセスに乗ることで、1つ1つ、対策をするにしても前提となる事実が公のプロセスで確認されていくきっかけができた。事実認定というところで、国がしっかり動くことは重要な1歩になるのではないか」と反応した。
すると玉川氏も「そこはすごく大事だと思う」と応じ「最重要だと思われていた問題の実態が、明らかになっていくと思う。過剰に扱われている部分があるとすると、実態が出てくれば、それって本当に最重要な話?となっていく可能性もある。実態やデータがどうなのかは非常に重要だと思います」と述べた。



