「ナイトフラワー」(内田英治監督)の北川景子(39)が主演女優賞、森田望智(29)が助演女優賞を受賞した。

森田は「映画で初めて賞をいただきました。初めて賞をいただいたのは『全裸監督』。オーディションに落ち続けて、仕事がない中、見つけてくださり、日の当たるところにつれていってくれた」と、授賞式を欠席した内田英治監督(54)に感謝した。

「ナイトフラワー」は、原案・脚本も手がけた内田監督が、21年の日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作「ミッドナイトスワン」の脚本執筆時に着想した「真夜中シリーズ」第2弾と位置付けた作品。21年「ファーストラヴ」以来4年ぶりの主演映画となった北川は、借金取りに追われて東京へ逃げ、昼はパート、夜はスナックで働く中、2人の子供の夢をかなえるためにドラッグの売人になることを決意するシングルマザー永島夏希、森田が夏希と出会い、友情を深め、ボディーガードを買って出てタッグを組む、総合格闘家の芳井多摩恵を演じた。

森田は、内田監督が脚本・監督を務めたNetflixドラマ「全裸監督」での演技が評価され、19年の釜山映画祭(韓国)アジアコンテンツアワードで最優秀新人賞を受賞し、飛躍した。「ナイトフラワー」は「全裸監督」以来の内田監督との本格タッグとなった。

森田は、27年度前期連続テレビ小説「巡(まわ)るスワン」のヒロインに決まっている。内田監督から「全裸監督」のころに「技術的な部分は諦めて感情で勝負」などと言われたと明かし「役の気持ちを理解しようと考えて、コツコツやってきた。反省はたくさんありますけど、役との向き合い方が役をスクリーンに宿すことに繋がったんじゃないかなと」と振り返った。そして「まだまだうまくなり、すてきな俳優になれるように頑張ります」と意気込みを示した。