ジャーナリスト堤伸輔氏が、20日放送のTBS系「情報7daysニュースキャスター」(土曜午後10時)に生出演。自民党と日本維新の会の連立政権が提出した衆議院の定数削減法案の審議が見送られたことについて、厳しく批判した。

新潮社で「週刊新潮」や松本清張さんの担当をしたことで知られる堤氏は、6年半ぶりの同番組出演であることが紹介された。番組では、高市政権発足から2カ月を経過し、臨時国会で年収の壁178万円への引き上げ、教育無償化、自動車税の見直しなどの政策が打ち出されたことを紹介。一方で、維新が主張した定数削減は持ち越しとなったことも伝えた。

堤氏は定数削減法案について「いったい何だったんだろうと思いますよね。あれだけ維新は拳を振り上げていて。結局でも、衆議院の政治改革特別委員会では審議すらされない」と指摘。「それは実を言うと『企業団体献金の方が先だ』というのを野党が主張していて、これは私は当然だと思うんです。思い起こしていただきたいんですけど、年を越すと、政治とカネの問題って足かけ4年、解決しないままになるんです。これって相当ひどいので、ここは野党の主張はもっともだと思うんですけど」と補足した上で「ただ(維新が)あれだけ強く衆議院の定数削減を言っていたのに、というところなんですよね。連立から離脱すると言っていたのに、全然そうではない。来年の通常国会で今度は維新のもう一つの狙いである副首都構想、そっちを本当はやりたいので、今回は折れたんじゃないか、という声もありますけど、だったらあの強い言い方って何だったのか? ちょっと有権者には不思議に思える言い方ですよね」と述べた。

総合司会の安住紳一郎アナウンサーが「確かに分かりやすい政策なだけに、そこうやむやにしちゃうんだ、と思った人も多いかもしれないですね」と応じると、堤氏は「かなりあの法案自体が粗雑で、1年たって話がまとまらなければ、強制的に45議席を削減する、じゃあ、その間の議論をどう見ているのか。それを自民党側も飲んで法案にして出したのが、後から振り返って、この人たち、恥ずかしいことしたなと思わないのか。政治を志して国会議員になって、出した法案があれでしょ。よくあれを平気で出せたな」と批判。「でもそれは自民党側が、しょせん、これは野党が反対してくれるので進まないと思ってたから。ちょっと茶番劇にもほどがあるんじゃないの?という感じ」と厳しい言葉を並べた。