GACKT(52)が23日、都内で「GACKT PHILHARMONIC 2025魔王シンフォニー THE REVIVAL」を開催した。今年4月に初挑戦した、オーケストラとバンドを融合させた新たなスタイルでの公演。全13曲を披露し、1600人のファンをとりこにした。

厳粛なクラシックコンサートの雰囲気と重厚感あふれるバンドライブの盛り上がり、さらに「魔王シンフォニー」の世界観を共存させるため、オーケストラは仮面を装着して立ち演奏。バンド演奏はオーケストラと音がぶつからないようにチューニングを細かく調整するなど、試行錯誤を重ね、「立って演奏して立って聞くのはロックでは当たり前だけど、オーケストラではありえないこと。でも、演奏者にも体感してもらって、聴く人にも体感してもらいたい」と、音の迫力を最大限生かしたステージでファンを魅了した。

立ちながらの演奏や仮面の装着といった異例の試みに反対するオーケストラメンバーもいたといい、「文句は出ました。そこから話し合わないといけないのか」と苦笑いを浮かべた。それでもこだわりを曲げず、「体力のある方だけに参加してもらって、今は新しいものを一緒に作ろうと思ってくれる人たちが集まった。前のめりで一緒にやってくれてうれしいですよね」と笑みを浮かべた。

続けて「実際にボクは音楽が座って聞くのと立って聞くのとでは違うと思っていて、音は耳だけで感じるものではなくて、全身で感じられるものだと思っている」と、1階席はオールスタンディングで実施。「みんな立ちたがっているのが伝わってきたし、チケットの売れ方的に1階席は即完売だった。立って聞きたい人が多いじゃないのかな」と、会場の熱狂ぶりに好感触を示した。

来夏には、ビルボードクラシックスとタッグを組んだ全国ツアー開催も決定。「ボクはクラシックの出で、コロナ禍でオーケストラを継続できない楽団がいるということも耳にしている」とオーケストラへの熱い思いを口にしつつ「ロックが好きな方にはクラシックの素晴らしさを、クラシックが好きな方にはロックの勢いと重厚感を伝える橋渡しになれたら」と意気込んだ。