イラン出身のタレント、サヘル・ローズ(40)が14日までにX(旧ツイッター)を更新。大規模な反政府デモが続いている母国に対する思いをつづった。
ローズは11日の投稿で「いまイランで起きていることは、日本ではほとんど報道されていません」と切り出し、「通貨の下落と物価の高騰で、食料や生活必需品を買うことが難しくなり、不安の中で暮らしている市民が多くいます。各地で人が集まる状況が起き、通信が不安定になり、外の世界と連絡が取れない時間が続く地域もあります」と母国の現状を説明。「そのため、いま何が起きているのか、市民の声が日本に届きにくい状態が続いています。これは政治的な主張ではありません。生活の中で起きている現実の話です」と伝え、「日本にいる私たちが、報道の多い少ないに関わらず、いま起きていることに目を向け、国民の声に耳を傾けることはできると思っています」とつづっていた。
その後もデモは続き、政府は弾圧を強めている。デモ参加者の死者増加が伝えられる中、米トランプ大統領は13日、自身のソーシャルメディアを通じて「イランの愛国者たちよ、抗議を続けろ! 組織を掌握せよ! 殺人者と虐待者の名を残しておけ。彼らは大きな代償を払うことになるだろう。抗議者への無意味な殺害が止まるまで、私はイラン当局者とのすべての会談を中止した。助けがすぐそこへ向かう。MIGA!!!」などと呼びかけた。
SNS上でもイラン情勢をめぐってさまざまな意見が飛び交う一方、現地では当局によるインターネットの遮断が続いていると複数メディアが報じている。ローズは今回の投稿で「今、世界が向き合うべきなのは、立場や正解をめぐる議論ではなく、声を上げること自体が、危険と隣り合わせになっている社会が存在するという事実です」と訴え、「国際社会の対応がどこまで有効なのか、簡単な答えはありません。ただ一つ言えるのは、どんな判断や行動であっても、その影響を最も受けるのは、武器も権力も持たない一般の人々だということです」と説明。「世界には、対立を煽る言葉ではなく、人の命と生活をこれ以上追い詰めない選択を、現実として考え続けてほしいと思います」とつづった。



