藤山直美、寺島しのぶがこのほど、12年ぶり共演となる舞台「お光とお紺~伊勢音頭 恋の絵双紙~」(2月5日初日、東京・新橋演舞場)の会見を行った。2人はプライベートでも連絡を取り合う仲で、特に、共通する12月28日の誕生日には必ずコンタクトを取るとした。

誕生日が同じって意識するものですか、と聞かれ藤山は「意識します」と即答し、寺島以外に誕生日が同じ俳優を挙げた。「同じ誕生日でうれしかったのは、石原裕次郎さんと渡哲也さん」と大物の名前を言うと、おお~という声も聞こえた。

2人がリスペクトしあっているコメントも印象的だった。藤山が寺島について「ブレないし、見ていて飽きない。本筋ではなんでもできる方」と言えば、寺島も「人を笑わすことにすごくたけてらっしゃるんだけど、笑わせた後のスッとした冷たい目を見るのが好きです。舞台上で拝見できると思うと、すごくうれしくなっています」と応じた。

2人には長年の縁もあるという。藤山は「うちのお父さん(=故藤山寛美さん)が借金だらけで松竹をクビになった時、困るやろと助けていただいたのが、しのぶちゃんのおじいさんなんです」と、寺島の母富司純子の父で東映のプロデューサーだった俊藤浩滋さんに触れ「だからある時期、お父さんは東映の映画に出させてもらっていた。一家心中を救ってくださった。恩人なんです」と、寺島に感謝を述べた。

寛美さんと富司が共演した作品に、藤山も子役で出演していたことを聞いて、寺島は「それは知らなかった」と驚き「すごい長い時からつながってるんだなと思ってお芝居しています」と語った。

長い縁があり、誕生日が同じで、芝居で尊敬しあっている。2人が舞台で見せる共鳴を楽しみにしている。【小林千穂】