俳優五頭岳夫(ごづ・たけお、78)が初の著書「生涯現役」(游藝舎)を出版する。一昨年のNetflix「地面師たち」で地主になりすますホームレス役で強烈なインパクトを残し、76歳にして注目を浴びた。
五頭は1948年(昭23)に新潟県に生まれた。高校卒業後に上京して、23歳で演劇の世界へ入り舞台俳優として活動した。40代を迎える頃に顎骨(がっこつ)骨髄炎になり、左下あごを切除して金属プレートを入れた。さらに胃がんによって胃を全て摘出した。
医師からは、役者は辞めるように言われたが、日給5000円のエキストラやクレジットに名前も載らない端役から再出発。「続けていれば、いつかは日の目を見る」と信じ、どんな小さな役でも全力で演じ続けた。55歳の時には「生まれ変わる」という決意を込めて現在の五頭岳夫に改名した。
「生涯現役」には、五頭が長い歳月をかけてつかみ取った歴史が詰まっている。「老いは心が挑戦をやめたときに訪れる」「人生の最終コーナーにも、まだ新しい景色がある」「台本通りにならないから、人生はおもしろい」と生きることの大切さを書いている。
◆五頭岳夫(ごづ・たけお)1948年(昭23)2月7日生まれ、新潟県北蒲原郡水原町(現阿賀野市)出身。23歳で劇団「青年劇場」養成所に入団。2007年(平19)にエキストラから事務所所属の俳優になる。18年映画「教誨師」。24年Netflix「地面師たち」、映画「正体」。26年NHK大河「豊臣兄弟!」、WOWOW「シリウスの反証」。2月20日公開の映画「夜勤事件」、3月20日公開の映画「君が最後に遺した歌」、
4月27日に配信開始のNetflix「地獄に堕ちるわよ」に出演。書道5段。169センチ。血液型A。



