演歌歌手坂本冬美(59)が、デビュー40周年記念ベストアルバム「坂本冬美40thベスト~轍(わだち)~」を6月10日に発売する。

発売日は昭和を代表する作曲家の恩師猪俣公章氏(93年に55歳で死去)の命日。節目の日に“歌の道40年”の軌跡を演歌とポップスに分けた2枚のCDに凝縮する。

坂本は「先生、『あばれ太鼓』でデビューして早いもので40周年を迎えることができました。先生が旅立たれて33年。『歌詞を大切に歌いなさい』という先生の教えを胸に、これまでさまざまな楽曲を歌って参りました。先生から頂いた楽曲が坂本冬美の大きな幹となり、これからも沢山の枝葉を伸ばしながら、皆さまの心に届く歌を歌って参ります。先生、歌手・坂本冬美を見いだし育てて頂きまして、改めて心より感謝申し上げます。どうか、これからも見守っていて下さいね」と恩師への感謝と歌い続ける決意を込めたコメントを発表した。

86年、和歌山から上京した坂本は猪俣氏の内弟子になった。運転手をしたり、コンニャクの塊の切り方を教わった。「何をやっているんだ。コンニャクは包丁で切るんじゃない。コップ(の口のところ)を使って切るんだと教わりました。歌のレッスンはなかったけど」といつもネタにして笑わせている。

87年にデビューする際の候補が8曲あった。「あばれ太鼓」について「この曲ははやらないと思います」と素直な思いを吐露して大目玉を食らったのことも鉄板ネタだ。坂本の予想は大きく外れて同曲は80万超の大ヒット。翌年に紅白歌合戦に初出場し、昨年までに37回出場している。