お笑いコンビ、南海キャンディーズの山里亮太がMCを務める日本テレビ系「DayDay.」(月~金曜午前9時)に17日、出演。3カ月が経過した辺野古転覆死亡事故について、報道のあり方に疑問を投げかけた。

3月16日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設工事が行われている同県名護市辺野古の沖合で船2隻が転覆した。この船は基地移設反対の抗議船で、平和学習中の同志社国際高(京都府)の生徒18人と乗組員3人が乗船。全員が海に投げ出された後に救助された。このうち、一方の船の船長と、生徒の武石知華さんが死亡した。事故当時、現場では4メートルの風が吹き、波浪注意報が出ていた。

その後の文部科学省の調査で、「学校側の下見がなかった」「教員が波浪注意報を把握していなかった」「ライフジャケットの指導不十分」などの安全管理の不備が指摘された。

また、武石さんの遺族によると、「抗議船」の文字が学校側のしおりには書かれていなかったという。文科省は「政治的中立性を定めた教育基本法に違反」としたが、学校側は「特定の政治的、思想的な教育を目的にしたものではなかった」と反論している。

番組では、武石さんの両親が安全管理などのずさんさを指摘した上で、事実の解明を訴えた。山里は、「これから子どもたちが関わってくる大切なことがこの中にたくさんあるのに、それに合った報道のされ方じゃないと思って」と、メディアによるこの事故への温度差の違いを指摘した。さらに、「この3カ月、ご家族の方が発信していなかったら、本当にここまで取り上げることがあったんだろうかって思うんです。そのご家族の思いがつながってこうやって報道していますけど、取り上げているところもそんなにないと思うんですよ。問題と取り上げ方の量があまりにも比例していないので、この件に関して本当にここで終わらせるんじゃなくて、これからもちゃんと行方を見守っていくように、みんなでもっとやっていったった方がいいんじゃないかなと思います」と訴えていた。