三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典(36)が、7月1日にソロとして初となる両A面シングル「Who’s Next/RISE NOW」をリリースする。このほど日刊スポーツなどの取材に応じ、今年3月まで行った海外公演を通して感じた心境の変化、自身が届けたい表現について語った。

「Who’s NEXT」は2000年代前半の洋楽ヒップホップを思わせるサウンドで、「自分のキャリアにおいて次のステージに行くという強い意志を感じられるタイトルになって、今の自分が表現できるダンス&ボーカル曲になった」と胸を張った。

「RISE NOW」は、PCメーカー「Lenovo」の、サッカーW杯北中米大会の中継で放映されるCM楽曲として書き下ろしたアンセムソング。「不屈の精神を歌った。日本代表の選手に限らず、今頑張っている皆さんへあきらめずに戦う心を届けたいという思いで作りました」と語った。

昨年11月から今年3月まで初のアジアツアーも回り、「各地のお客さんのリアクションを生で感じて、現地で交流するアーティストの音源を聴いたりして、どういうものがアジアのマーケットでウケているのかを肌で感じられた」と新たな刺激を受けた。「面白いですよ。海外のライブって僕だったらどんな曲でもいいってお客さんではないので、楽曲をシビアに判断される。三代目のファンの皆さんとか僕のファンの皆さんが好きな楽曲と、海外のファンの方に好評な曲は真逆。海外のファンの方は歌詞のメッセージに重きを置いていないようで、聞いた感覚でジャッジされる。その一瞬の勝負なので、一番大事なのは作品そのものだとめちゃくちゃ感じた」と、楽曲に対するこだわりもこれまで以上に強くなった。

21年にソロデビューし、今年で5周年。デビュー当初は「LDHのボーカリストの後を追っている感じがあった。音楽性は違ったことをやっていたけど、LDHの教育を受けてきたことで、マインドは抜けきらなかった」と岩田なりの表現を生み出せなかった。それでも、楽曲を制作し、自らの声で表現する中で「僕はどこまで行ってもダンサーから始まっているので、そこは外せない。ボーカルがルーツにはないので、無理してやる必要がない」と、サウンドとダンスパフォーマンスに重きを置いた楽曲制作にたどりついた。

「ソロとして届けたいことは生き様ですかね。自分がこの世界で経験したことで生まれる言葉とか生き様に対して同調していただいたり、共感していただけることがあると思って活動している。そこがポイント。グループの中だと支える立場でやってきた自分がソロでやる意味だったり、そこから生まれる言葉はボーカルには出せないと思っている。そこもエンターテインメントにできると思ってやっています」

岩田だからできる表現も明確になり、「ダンサー出身の僕が何を届けるか、となったら、やっぱりステージで何を見せるか。ダンサーが届ける音楽ってなんだ? ってなったときに、最終的にはどうやってステージで表現するか、どうしたらそこに自信が持てるかということを考える」と話し、「楽曲を評価してもらって、それをライブで魅力を倍増させるようになりたい。自分が勝負していくうえでダンスは外せないので、自分が自信を持って思い切り表現できるものをやっていきたい」と、あらためて決意を語った。【野見山拓樹】